アルゲーロ空港で念願の友人と初対面(一日目)
【17 Nov. 2018】
2018年11月に、初めての海外一人旅(ロンドンで2週間の語学留学⇒サルデーニャでe-mail palに初対面)をしました。
ロンドンからサルデーニャには格安航空のイージージェット(easyJet)で行きました。
というわけで、サルデーニャへの一日目は、語学留学を終えホームステイ先からイギリスを発つルートン空港までの道のりから、、、。
ルートン空港までの行き方
私がロンドンのホームステイでお世話になったお宅の最寄り駅は「ニースデン(Neadsden)」でした。
そこからeasyJetのメイン空港「ルートン空港(Luton Airport)」へは電車でもバスでも行けます。
電車で空港近くまで行っても最後はバスに乗るため、一番近い地下鉄の駅からナショナルエクスプレスバスで行くことにしました。
チケットは前もって日本からネットで申し込んだのですが、土地勘がないためどのバス停から乗るべきか悩みました。
ナショナルエクスプレスバスはロンドンのビクトリアコーチステーションから出発しましが、それよりもステイ先に近い地下鉄の「フィンチリーロード(Finchley road)」駅を出たところにあるバス停からも乗れます。
これならニースデン(Neadsden)から地下鉄のジュビリー線(Jubilee line) 1本でいけます。
重いスーツケースを持って乗り換えせずに乗れるので、フィンチリーロードからナショナルエクスプレスパスに乗ることにしました。
チケットはeasyJet系列のeasy busのサイトから日本で購入しました。
その時はこのサイトからの購入が最安値でした。
早ければ早いほどお安く購入できるみたいです。
「どこから乗るか」と「何時のバスにするか」は延々と悩みましたが、その前に航空券を購入したeasyJetのサイトとeasybusのサイトは画面構成が似ていたのでチケットはさほど迷うことなく買えました。
しかも、お値段なんと£1.99!(約280円)
ちなみにeasyJetの航空券は預け入れ荷物1個、持ち込み荷物1個、座席指定、優先搭乗付きで、£67.99(約9,600円)でした。
トリップアドバイザーなどのサイトで検索しているとナショナルエクスプレスの評判はあまりいいものがなく、チケットを買っていたにもかかわらず、それまでに停車した駅で予約以外のお客を多く乗せたために乗れなかったといった不安な書き込みもちらほら。
乗れないと困るので出発地点のビクトリアコーチまで行くべきか悩みましたが、ダメだったとしても300円弱です。
念の為1本早めの時間のバスを予約して、それに乗れなくても次のバスに乗れる余裕を持ちました。(このバスは予約前後1時間以内なら、その前後のバスに席の空きがあれば乗れます。まぁ、そのために乗せすぎて本来の予約客が乗れない事態にもなるのでしょうが、、)
結果、ルートン空港までのバスはとても快適でした
重い荷物を持って動くことにも心配だったので出発の朝は、できるだけ早めにステイ先を後にしfinchley roadへ向かいました。
実際、2週間分の荷物を入れたスーツケースを持ち、エレベーターもエスカレーターもない地下鉄の階段を上り下りするのはかなり大変でした。
これが通勤ラッシュ時だったら、と思うとゾッとします。
早めに出たことは正解でした。
2週間ロンドンにいて初めてFinchley roadで降りましたが、バス停は駅を出て角を曲がったところだったので、すぐにわかりました。
ところがスムーズに行き過ぎて、バス停につくなり来たのは、乗る予定の一時間以上前のバス、、。
待とうかと思いましたが、見たところ空いているし、乗せてくれそうだったのでダメ元でチケットチェックの列に並んでみました。
ドライバーさんにチケットを渡すと、案の定「1時間以上後のバスのチケットだからこれには乗れません。次のバスに乗ってください」と言われてしまいました。
ロンドンで利用していたオイスターカードの精算もしたかったので、「まぁ、いいや」と思ってぼんやりと他のお客さんが荷物を乗せたり車内に乗り込んだりするのを眺めていたら、全員が乗ったところでまたドライバーさんに呼ばれました。
「席に余裕があるから乗っていいよ。こんなところで一人で待たせられないから」
・・・なんなん〜っ💘めちゃ優しいやん〜♪
実際バスはとても空いていたので、カバンを横において2シートを独り占め♫
快適に空港まで行くことができました。
・・・まぁこのおかげで、私のオイスターカードにはまだお金が残ったままなのですが、、。
きっとこれは「またロンドンへいって続きを楽しみなさい」という神様からのプレゼントですね←時々前向き。笑
渋滞もなく順調にバスは進み、時間どおりにルートン空港に到着。
スムーズすぎて待ち時間がたっぷりです。😂
格安航空の預け荷物はセルフでした。。汗
シンプルでスッキリした空港内に入り、チェックインボートで自分の飛行機を確認。
14:35発「EZYZ185」アルゲーロ行きのチェックインまでは、まだまだかかりそうです。
お土産物屋さんを見たり、ダメ元でオイスターカードの精算ができるか聞いてみたり(ルートン空港はロンドン郊外なのでオイスターカードはそもそも使えません)、あまった硬貨を使い切ろうと売店で小銭入れを広げるも「どれも足りませんよ」と断られたりしながら時間を潰しても、まだまだ時間になりません。
しかも、予定のチェックイン時間を過ぎても、ボードにチェックインマークが点滅する気配は一向にありません。
30分以上経ってやっとチェックインマークがでたので、急いでカウンターに行きました。
カウンターに並んでいると、何人かがカウンターの横に並んだスケール付き自販機のようなものにスーツケースを置いて、出てきたシールタグを自分で貼っていました。
そういえばネットで検索したときに「荷物はセルフでチェックイン」と書かれていたのですが、あわよくばやってくれるかも、とそのまま列に並んでみました。
残念ながら、外にいた係員にセルフで荷物をチェックインするように言われてしまいました。
せっかく、並んだのに、、、。
ただ、そのまま並んでカウンターから荷物を預けている人もいましたので、どういう違いなのかは謎ですが、とにかく私はセルフでしないといけないみたいでした。
隣の人の見よう見まねで荷物をスケールに載せ、チケットをスキャンしたらラゲッジクレームのテープが出てきました。
それを係員に渡したらスーツケースに巻いて、荷物も預かってくれました。
後で気づいたのですがこの時、クレームタグも一緒に荷物に貼られたまま行ってしまいました。
ロストバゲージにならなくて良かったです。
そのままパスポートチェックの後、日本でプリントアウトしておいた搭乗券のバーコードを駅の自動改札みたいなところで読み込ませて中に入ります。
ほぼ全てセルフです。
出発ロビーには人が沢山。
シンプルですが、免税店やレストラン、ドラッグストアなどいろいろお店もあって過ごしやすい空港でした。
イタリアへ行く前に、イタリアンで腹ごしらえ。
朝ごはんをステイ先で食べて以来何も口にしていなかったので、ここで腹ごしらえをすることに。
選んだお店はイタリアンレストラン、、、。
・・・これから本場のイタリアへ行くのに、ここでピザ、、、笑
張っていた気持ちも、ビールで少し落ち着きました。
メニューの英語の意味がよくわからずに頼んだピザは、かなりの量。
何人かでシェアするものだったのかも知れません。
にんにくとはちみつの風味でほんのり甘く、ピザ生地も美味しかったのですが二枚が限界でした。
そして、これがここから帰路のフィウミチーノ空港までの、最後のビールとなりました。
まさか、これ以降ビールを飲まない日々が続くとは、、、。
一息ついた所で、サルデーニャのサッサリに住む友人にメール。
「今ルートン空港でお昼ご飯を食べています。出発は14:35、到着は18:10の予定です。よろしくおねがいします。」
彼女からすぐに「私達もいま昼食をとっています。会えるのを楽しみにしています」とお返事が。
何年もやり取りはしていたものの、実のところどんな人なのかは会ってみないとわからないので不安でしたが、この返事で少し安心しました。
レストランを出るとゲートの案内が出ていたので、急いで搭乗ゲートへ向かいました。すでに大勢の人が並んでいました。
しかし優先搭乗付きのチケットを持つ私、彼らの横を通り抜け扉の前の優先搭乗のラインへ。
優先搭乗は別に荷物が大きいわけではないのでいらなかったのですが、実際に搭乗するときには、長い列をなして待つ人を横目に2番目に乗れたので、ちょっと嬉しかったです。
搭乗時間になると扉が開き、歩いて飛行機まで。
地面から伸びたタラップで乗るのも新鮮でワクワクしました。
指定した前から2列目の足元が広めの席は、ゆったりと快適に過ごすことができました。
先程食べたところですので、有料の食事はいただきませんでしたが、写真の右側の正方形のオレンジボックスからホットサンドなどの食事を取り出し、レンジでチンして提供していました。
3時間半のフライトを終え、無事に飛行機はアルゲーロ空港に到着。
イタリア人は飛行機が到着したら「ブラボー」と言いながら拍手をすると聞いたことがありましたが、後ろの方に陣取っていた少年少女サッカーチーム団の方々がまさにそれ。
実際に見ると、「ほんまやってんや」と妙に感心しました。
ターンテーブルから出てきたスーツケースは無残にも、、。
入国審査の列に並んでいてふと「そういえば、入国審査ではどこに泊まるかとか、何日滞在するかとか聞かれるよね。」と思い出し、、、。
・・・あかん、Tさんの住所も電話も覚えてない、、!!!
と気付いて大慌て。
急いで住所の書かれたメールを探しましたが、こういうときに限ってなかなか出てきません。
メ、メールアドレスだけではあかんやろか。。。
今考えると、住所と電話くらいメモしていくのが当然なのに、なぜ、何も書き留めていなかったのか、自分で自分にあきれます。
私の前の外国人はいろいろ質問されているようで結構時間がかかっていましたが、入国審査の列自体が短かったので、住所を探す間もなく自分の番が来てしまいました。
とりあえず満面の笑みを浮かべて我らが信頼の証「日本国のパスポート」を差し出します。
審査官はパスポートを見るなりにっこりと「from Japan? (日本語で)こんにちは。楽しんで。」と言ってスタンプを押すと、目的も滞在場所も聞くことなくすんなり通してくれました。
このパスポート、本当に頼りになるわぁ❤
さぁ後は荷物を受け取るだけっ!
ところが、ターンテーブルから出てきた私のスーツケース、なんだか様子が変です。
なんと見事に一角が凹んで中が見えそうなくらいになっていました。
このスーツケースは日本でレンタルしたものなのですが、我が家に届いた時点でかなり凹んだ跡や擦り傷などがあちこちに見受けられました。
「よ〜こんなくたびれたスーツケース貸すなぁ。ボコボコやん。大丈夫かいな、、。」と思っていたのですが、案の定しっかり凹んで出てきました。
まぁ元が元だけに凹んで出てきてもあまり罪悪感はありませんでしたが。笑
ただ、「航空会社に壊されたときはダメージレポートを取得すること」とスーツケース屋の注意事項に書かれていましたので、それをもらわないといけません。
出口で待ってくれているはずの友人を思うと気はあせるばかりです。
「空港には着いているけれど、預けた荷物が壊れていてダメージレポートをもわらないといけないのでまだ時間がかかりそうです。」と友人にメールしてから、ロストバゲージのカウンターへ。
「スーツケースが壊れています」と凹んだ部分を指差しながら、話しかけました。
職員さんは立ち上がってデスク越しに覗き込んで凹みを確認すると、カウンターから出てきて丁寧にチェックしてくれました。
パスポートと搭乗券を見ながらパソコンに向かって何やら入力しています。
しばらくして「残念ながらあなたはヨーロッパ在住ではないので、補償金は受けられません。なんちゃらかんちゃら。。」と後はよく聞き取れませんでした。
「かまいませんから、ダメージレポートをください」と言うと「今作っていますよ」といってマーカーで重要なところにラインを入れた書類を渡してくれました。
その書類を急いでカバンにしまって、Tさんが待っているはずの出口へ。
Tさ〜ん♪
いよいよ初対面、のはずが、、、。
出口を通り抜けると、数名の出迎えの家族や友人とおぼしき方々が待っていました。
「きっとこの中にTさんもいるはず。」と写真でしか見たことのないその姿を探しますが、、、。
・・・い、いない。
狭い空港なので迎えの人を探すにしてもすぐに全員の顔を確認できるのですが、何度探してもそれらしき人が見つかりません。
空港の外にも出てみましたが見当たらず、、、。
しかも周りはもう真っ暗で不安はつのるばかりです。
・・・もしかして、、だ、騙された?本当に来てくれるのかしら?
「もう空港に着いて、到着口を出ましたが今どこにいますか?」とメール。
数分後にメールが来て「もう着いてるの?あなた、急ぎすぎよっ😂。私達はまだ家よ。急いでもあと1時間はかかります。」だって、、。
・・・ルートン空港から、出発時刻も到着時刻もメールしたや〜ん。。
・・・「オッケー」って書いてたや〜ん、、(汗)
さっそくイタリアタイムの洗礼を受けました。
「イタリア人、やっぱり時間にルーズなんやわ。」
仕方がないのでほとんど人もいなくなった空港のカフェで、一人イタリア語講座のノートを開いて復習に励む私。
待つこと約1時間。
下を向いて黙々とノートに向かう私の頭上で「Kaeruさん…?」と呼ぶ声が。。
顔をあげるとTさんとパートナーのGさんの笑顔が、、、!
やったぁ〜!!
やっと会えたぁ〜っ!
思わずハグ、ハグ、ハグ💘
さっき復習したてのイタリア語で「Piacere! Mi chiamo Kaeru(はじめました。私の名前はkaeruです。)…..」
まぁ、そこから先が続かないのですが、、。笑
あとは、お互い片言の英語です。
「時間を間違えてしまって大変おまたせしてすみません。」
と何度も二人に頭を下げられ謝られました。
この方々、この後の一週間を過ごしてみて実感しましたが、ルーズだなんてとんでもない!
実はとてもきっちりとした丁寧な方々でした。
そこからパートナーのGさんの運転する車で二人の住むサッサリ郊外へ。
「お腹が減りましたか?」と日本語で語りかけてくれたり、イタリア語、日本語、英語の単語を駆使しての会話を交わすうちに到着。
空にはお月さまが出ていました。
温かいおもてなしに感激
きれいに整頓されたお家では、一部屋を私のために空けてシーツもケットも新しく購入して待ってくれていました。
感激❤💧
さらに、到着前日がお誕生日だった私のために、プレゼントまで用意してくれていました。
沢山のお菓子やワンピース、サルデーニャの海をイメージしたコロン、etc..。
そのおもてなしの数々に心が熱くなりました。
私はといえば、日本からのお土産はスーツケースに入らなかったので、イギリスでフォートナム・アンド・メイソンの紅茶、ニールズヤード・レメディーズの石鹸を。
ちょっと少なくて恐縮でした。
私のために食事もせずに待っていてくれた二人。
帰るなり早速Gさんが腕を奮ってくれました。
食事を待つ間に先にシャワーも使わせてもらい、会って数時間にもかかわらず、すでにパジャマに。
出来上がったサルデーニャ最初の食事は、プロシュート、サラミ、そしてサフラン色の貝とトマトのリゾット。
リゾットはとっても優しいお味で疲れた体に染み渡り、とても美味しかったです。
一緒に甘めの赤ワインもいただきました。
言葉が通じないながらもお互いにニコニコしながらいただく晩御飯は、心のこもった家庭の味で一気に緊張がほぐれました。
疲れていたのでこの日は早めにベッドにつかせてもらいました。
意外にも、ロンドンより寒いサルデーニャ
ベッドに入るなり熟睡したのですが、夜中に急に震えるほどの寒さになり目が覚めました。
なんとかそのまま寝ようとしましたが寒さで眠れません。
部屋を見渡し毛布のようなものが見つかったのですが、棚の一番上にあり手が届きません。
仕方なくブルゾンを着て、ダウンコートを毛布の上にかけて丸くなって眠りました。
11月のサルデーニャはロンドンよりずっと温かいと聞いていたのですが、2018年のロンドンは暖かく軽装で過ごせるほどでしたが、こちらは寒かったです。
おかげでロンドンでは着る機会のなかったセーター類もここで役に立ちました。笑
つづく