残念!季節外れはGrotta di Nettuno(ネプチューン洞窟)も休暇モード(三日目)
【19 Nov. 2018】 -サルデーニャ三日目-
今日はあいにくの雨でしたが、アルゲーロ(Alghero)のネプチューン洞窟(Grotta di Nettuno)に連れて行ってくれることになりました。
ネプチューン洞窟(Grotta di Nettuno)って?
ネプチューン洞窟とは、アルゲーロ(Alghero)の近くカッチャ岬(Capo Caccia)にある鍾乳洞です。
ボートで海から行く方法と、崖の上の入り口から654段の階段を降りて行く方法とがあります。
ネットで検索するととても幻想的で美しい鍾乳洞の画像が沢山で、ぜひ行ってみたいと思っていました。
個人的にはボートで楽に行きたいなと思っていたのですが、Gさんが選んだのは654段の階段を行く方法。
崖の上から見下ろす階段の風景も見せたかったのだと思います。
数十分のドライブの後、閑散とした駐車場に到着しました。
やはり季節外れは空いているのね、などと思っていたら、、、。
Le Grotte sono chiuse per manutenzione
(洞窟はメンテナンス中のため閉まっています)
階段の入口には鍵が、、、。
受付の看板を見ると、そこには6ヶ国語で書かれた「メンテナンス中」の張り紙が、、。
几帳面なGさんがちゃんとネットで調べて「営業中」を確認してくれていたのに、、。
なぜ、ネットで告知しないのか?
ネット担当も休暇中とか?😅
雨の日に階段を654段も降りる自信もありませんでしたが、楽しみにしていただけにとっても残念でした。
香川県の金毘羅さんの奥社までが1,368段。
それは以前登ったことがあるので654段も行けそうな気はしますが、延々と階段が続くのと、行きが下りで帰りが登りというのがかなりの難関かもしれません。
せっかく来たので鍵のかかった扉から覗き込みながら階段を撮影。
今回残念ながら行けなかったのは「もう一度サルデーニャに来なさい」という意味かもしれないな、と良いように受け止めました。
次はきっと見るぞ〜!
それまで足腰も鍛えるぞ〜!😂
洞窟があるという場所を遠目に眺めながら、車で海沿いをアルゲーロまで戻りました。
城壁の街、アルゲーロを散策
アルゲーロまで戻り、街を散策することに。
マリーナには数え切れないほどの大小のヨットが、所狭しと並んでいました。
アルゲーロは石造りの塔や古い大砲などが海岸沿いに並び、まるで屋外博物館のようで、なんとも歴史を感じる街です。
これは何という武器なのでしょうか、、。手前の丸い椰子の実のようなものを飛ばすんでしょうか。
この奥にも2台の大砲が見えます。
この建物の前には「Torre de la polveriera(粉樽の塔)」と書かれたプレートが。
グーグル先生の力を借りて訳してみました。
18世紀半ば頃、サヴォイアの支配下に建てられました。海の防衛次第では、塔は武器や火薬の兵器として使用されました。
海岸沿いを城壁で囲み、見張りの塔や火薬庫を配備していたというのは、周りの国からの攻撃が多かった場所なのかもしれませんね。
お昼時は海沿いのレストラン「Ristorante il Porto Ga&Ma」にて。
ここでも二人と同じものを注文しましたが、英語のメニューがあったおかげで何を注文したかは理解できました。😂
注文したのは「Salsiccia+Patate+insalata(ソーセージ、ポテトフライ、サラダ)」(多分^^;)
塩味が効いたソーセージは食べごたえがあり美味しくいただきましたが、ポテトは量が多くて食べきれませんでした。
お母さんと妹さんに初対面
アルゲーロの帰りにサッサリに寄り、Tさんのご実家に連れて行ってもらいました。
中世からの建物かな?と思われるほど古い石造りの歴史を感じるお家です。
「アープリー(Apri=開けて〜)!」と外からTさんが叫ぶと、扉が開いてとっても優しそうなお母さんが笑顔で迎え入れてくれました。
「Mi chiamo Kaeru. Sono di Giappone. Piacere.(私の名前はkaeruです。日本から来ました。初めまして。」と知っているイタリア語を総動員し、なんとかご挨拶。
お母さんも素敵な笑顔で「Piacere♥」といいながらハグしてくれました。
中に入ると妹さんも笑顔で「Piacere♥」
彼女とは以前からフェイスブックでつながっていたので、会えたことをとても喜んでくれました。
ありがたいことに英語がとても上手な彼女は、この後から私の通訳として家族間を取り持ってくれることになりました。
延々と通訳することってほんとに疲れると思いますが、「あなたをヘルプすることが私の喜びよ」と嫌な顔ひとつせず丁寧に英訳してくれ、ほんとに助かりました。
この日は遅かったので、ご挨拶をすませただけでご実家を後に夕食の食材を買いにスーパーへ。
「Kaeru、馬、食べますか?」ときかれ、「ひひぃ〜ん♪(とは言わずに「はい〜)」。
九州で美味しい馬刺しを体験して以来の馬肉です。
しかもイタリアの馬肉となると俄然興味が湧いてきます。
どんなお料理かなぁ〜❤
Gさんの好物のお料理のようで、私の返事を聞いて嬉しそう。
馬肉や野菜、フルーツを選んでカートに乗せていきました。
本日の晩御飯はベイクドポテト、馬肉ステーキ、サラダ。
見た目も美味しそうですが、塩加減も絶妙で美味しいっ!
サラダはフルーティでドレッシングがとても美味しかったし、ポテトはカリッとほっこりと。
お馬のステーキは噛みごたえがありましたが、味付けも良くとても美味しくいただきました。
この日はGさんにすすめていただき、赤ワインを少々いただきました。
Gさんはお料理がお上手なことに加えて、日々の家事をする姿がまた美しい!
料理が苦手な私としては、仕事終わりでも休日でも嫌な顔一つせず楽しそうにお料理する姿がなんとも素晴らしく尊敬します。
本当に素晴らしいおもてなしの数々に恐縮しっぱなしの毎日です。
TさんとGさんが日本に来られるときには、気合を入れておもてなしをしなければ、、、!
この時の様子を動画にしました。ご覧いただければ幸いです♪