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50代初めての海外ひとり旅〜準備

プロローグにも書きましたが、突然職を失うことになって、やけくそ気味に初めての海外一人旅を計画しました。

2018年8月から予定を立て始めました。

当初の見込みでは11月には仕事はなくなっているはずでしたので、11月頃に出発することに。

行くと決めるまで

留学ジャーナルに行ってみた

まずは目的ですが、職がなくなり、蓄えもないのに単に遊びに行くというのはどうにも気が引け、何か前向きで説得力のある目的はないかと言い訳探しをはじめました。

ふと、大昔、短期大学の英語学科へ通っていた頃、夏休み等にみんなが短期留学するなか、語学力にも自分にも自身がなくて怖くて行けなかったことを思い出しました。

英語もしゃべられへんし、知らない人の、しかも言葉もわからないご家庭になんて住めないし、、、と、その頃は行かない言い訳を探していました。

喋れるようになるための留学、なのに、、、。

そして、今は行くための言い訳です。いずれにしても言い訳だらけの人生です。(汗)

若い頃はコンプレックスのかたまりで、自分の周りに柵を作ってそこから出ないようにしていました。

勇気も覇気も自信もなかった自分をずっと引け目に感じていたのでしょうか、今回突然「短期留学でも行ってみるか、、」と心に浮かびました。

そこで知り合いのデザイナーさんが「留学ジャーナル」の冊子を制作していたことを思い出し、「留学ジャーナル」でネット検索して資料を取り寄せてみました。

資料には年配の方用の短期留学の紹介などもあり、ちょっと勇気が持てました。

ちょうど、お盆休みで家に来た妹に見せると、学生時代にイギリス短期留学経験のある彼女は「いいやんっ!せっかく行こうと思ってんから、行っておいで!」と背中を押してくれました。

「相談だけで実際には行かなくてもカウンセリングを受けられますよ」とのことだったので、留学ジャーナルに行ってみることにしました。

留学ジャーナルは、全国で5箇所にカウンセリングセンターがあり、大阪は梅田の第四ビルの21階にあります。

当日は、私の他にも学生さんが何名か相談に来られていました。

私と同年代の女性もおられましたが、どうやらその方は子供さんの留学相談のようでした。(汗)

まずはアンケートに記入し、時間がくるまで留学された方々の感想レポートなどを見て過ごします。

それを見ると40代以降の方も何名かおられたので少し勇気がもてました。

名前を呼ばれてカウンセリングブースに入ります。

いい感じの若い女性のスタッフさんでしたが、この方が最後まで担当をしてくれました。

行き先はロンドン

カウンセラー:どこに行きたいと思っていますか?

私:ロンドンです。

パンフレットが届いて妹と話しているうちに、まだ行くとまで決心はついていませんでしたが、行き先はほぼロンドンに固まってました。

アメリカよりもヨーロッパが好きだったことと、イタリア(サルデーニャ)に住む会ったことのないe-mailパルに会えるかもしれない、という期待があったからでした。

カウンセラー:学校は決めていますか?

私:交通の便も良さそうなので「セントジャイルズ ロンドンセントラル校」はどうかなと思っています。

カウンセラー:ここは行かれた方からの評判もいいし、年配の方も行かれたことがありますよ。

カウンセラー:何日くらいを予定していますか?

私:そうですねぇ、お金との相談なんですけど、どのくらいから行けるものなんでしょうか。

カウンセラー:留学自体は1週間から行けますよ。

私:では2週間位でどのくらいかかるのか見てもらえますか?あ、その後サルデーニャに一週間ほど行くと想定して帰りの便は留学後一週間くらいの出発で探してみてください。

カウンセラー:宿泊はどうなさいますか?学生寮、ホームステイ、ホテル等がありますが、ホームステイが一番価格的には抑えられます。(寮よりも5万円ほど安かったです)

私:それでは一番お安いのでお願いします。

見積もってもらっている間学校のパンフレットや参考資料を読んで待ちます。

校舎や授業の様子などを見るうちに妄想は膨らみ、気分はすでに留学生です。

このときの飛行機代の最安値だったのが、アシアナ航空で往復料金54,000円。

一人で乗り継ぐことがとても不安だったので、ブリティッシュエアウェイズの直行便を尋ねましたが、残念ながら当時は、関空から直行便が飛んでませんでした。

(朗報)2019年4月より20年ぶりにブリティッシュエアウェイズがロンドン⇔関空を就航しているみたいです!

の、乗りたい!!

このときの見積もりでは、留学費用(ホームステイ含む)と飛行機代、保険代を併せてだいたい40万円弱でした。

セントジャイルズ校が、キャンペーン中で12,000円割り引かれていました。

見積もり書と学校資料、留学保険の資料などを抱えて帰り道、「生ビール380円」の看板に吸い寄せられるように第四ビルのイタリアンバールへ。

ビールを飲む間も、頭の中は「40万、40万、、、。出せる?あるの?」とお金のことで頭がいっぱい。

ホームステイ代が入っているので、朝と夜のご飯の心配はいりません。

その他に何が必要か計算能力のない脳みそで考えてみました。

  • 学校までの交通費
  • ランチ代
  • 美術館などの観覧費
  • 教科書代
  • サルデーニャへの飛行機代
  • サルデーニャからの飛行機代
  • サルデーニャでの食事代、遊興費 等々

ロンドンは物価が高いと聞いていましたので、食事代はかかるかもしれませんが、ランチ代をファーストフードなどで賄えば抑えられるかもしれません。

交通費は、ホームステイ先から学校までどのくらいかかるのか見当もつきませんでした。

美術館に関してはありがたいことにロンドンのほとんどの美術館が無料で鑑賞できます。大英博物館もナショナル・ギャラリーもです。

太っ腹すぎて泣けてくるくらいです。

サルデーニャに関してはそもそも相手のe-mailパルが会ってくれるのかどうかも聞いてみないことには始まりませんでした。

駄目だった時には、一人旅でもして帰ろうかなと思いましたが、その方がさらにお金がかかりそうです。

ビールと美味しいアテでお腹も満たされて心がおちついたので、とりあえず家に戻ってからサルデーニャの友人にメールで聞いてみることにしました。

答えを考えるのはそれからで、、、。

e-mailパルの言葉が決め手に

家に帰って早速友人にメールです。

彼女は日本語を学習中のイタリア人。語学サイトで知り合い、彼女の日本語の勉強のお手伝いをするうちに仲良くなりました。

メールだけのやり取りで5年が経ちますが、まだ会ったことも話したこともありませんでした。

主にメールでのやりとりは英語ですが、彼女はあまり英語が得意ではないようです。

私もスラスラと文章が出てくるようなところまではいかず、メールをするときはいつもグーグル先生のお世話になっております。

家に帰って文章を練りながら「11月頃にもしかしたら会いに行くかもしれませんが、予定はありますか?」と聞いてみました。

すると、「kaeru一人でくるならぜひ家に泊まってください。小さいけれど部屋をあなたのために用意して待っています」という嬉しいお返事が来ました。

しかし、一週間ずっとというのも申し訳ないし、どんな人かもわからないので、とりあえず「到着日はホテルに泊まります。その後3日か4日泊めていただくことはできますか?後の2日はローマに行こうと思っています。」と返事をしました。

すぐに返事が帰ってきて「どうしてローマに行くの?ホテルにも泊まらずにずっと一週間一緒に過ごしましょう!」と言ってくれました。

この時点でもう「行くしかないでしょ!」と心が決まりました。

後は決心がゆるがないうちに、申し込むことに。

次の休みの日に、みずほ銀行でおろした前払金8万円を握りしめ、留学ジャーナルへ。

見積もりから一週間が経っていたので残念ながら飛行機代が少し上がってしまっていました(54,500円→60,500円)が、それでもまだ安い方だったと思います。

残りの金額の請求書と今後のオリエンテーションや出発前の英語講座のことなどの説明を受け、留学ジャーナルの雑誌をもらって帰りました。

さぁ、もう行くしかありませんっ!決めたからには、どんどん準備をすすめましょう!

LCCの飛行機チケットをネットで購入

往復の飛行機代と留学費用は留学ジャーナルが手配してくれているので、私がまずしないといけないことは、留学後に訪れるサルデーニャへの飛行機を取ることです。

彼女が住むサッサリの最寄り空港は、島の北部に位置するアルゲーロ空港です。

ロンドン→アルゲーロはeasyJet(イージージェット)で

アルゲーロには、ロンドンからは直行便でLCCのライアンエアー、イージージェットが飛んでいました。

ただし毎日フライトがあるわけではなく、どちらも週2回、各日1フライトしかありませんでした。

運良く私がロンドンを発ちたかった2018.11/17(土)にルートン空港からイージージェットがアルゲーロ空港まで飛んでいましたのでこの一択です。

イージージェットのサイトは残念ながら日本語はありません。

イージージェットのトップページ

語学留学する前から英語学習がスタートしております。

とはいえ、One Wayにチェックを入れて、発着地を入力、カレンダーをクリックするだけのわかりやすい検索画面なので、フライト検索はすんなり行けました。

「Standard」と「Flex」の2つの料金が選べました。

スタンダードは、預入荷物や座席指定ができませんが、フレックスだとその料金が含まれていて、さらに日程変更や優先搭乗ができます。

預入荷物は必要だったのと通路側を選びたかったので、少し高くなりますがFLEXにしました。

だいたい日本円で4,000円ほどの差です。

座席も前の方の広々した席を無料で選ぶことができたので、お値打ち価格だったと思います。

金額は当時のレートで、10,147円でした。

LCCを利用したことがないので高いのかどうなのかよくわかりませんでしたけど、あとから預入荷物を申し込んだりするのも煩わしかったので許容範囲の料金かなと思います。

National Express busは、easyBusサイトからの購入がお得

留学を申し込んでから一週間ほどで、ホームステイ先のお知らせが届きました。

滞在先はNeadsdenという場所でした。ネットで検索してみても田舎なのか都会なのか、ガラが良いのか悪いのかあまり情報のない場所でちょっと不安になりました。

地名で検索するとやたらと不動産会社の売家のページがあがってくるので、なんとなく空き家が多いのかなと思いました。

学校名で検索したときに留学生の書き込みで、学校に紹介されたホームステイ先の場所が良くなかったようなことも書かれていたので、情報の少なさと相まって益々不安に。。

しかし、イギリス人の旦那さんを持つ方と話をする機会があった時に「その場所はよく知らないけれど、イギリスでは拳銃で撃たれるとかはないから大丈夫」という究極のお返事をいただき妙に落ち着きました。😂

ステイ先の場所もわかったので、そこからルートン空港までの行き方を検索しました。

ルートン空港へは、電車でも行けますが、電車を降りてからまたバスに乗らないといけませんでした。

バスなら、ビクトリアコーチステーション発で途中主要なバス停を通りながら空港まで行けます。

帰りはスーツケースを持って歩くのでビクトリアコーチステーションまで行くと遠いので、ステイ先から地下鉄で乗り換え無しで行ける「フィンチリーロード」駅から乗ることにしました。

現地に行ってからバスの切符を買っても良かったのですが、準備を全て済ませないと心配だったので日本で出来ることは全て日本で済ませることにしました。

このバスについても調べましたが、予約した時間のバスがいっぱいで乗せてもらえなかったという苦情が何件かネットに載っていたので不安でしたが、乗せてもらえなくても間に合うように早めの時間を予約することにしました。

ちなみにNational Express busは、ナショナルエクスプレスバスのサイトからも買えますが、先に予約したLCCのeasyJetの系列会社、easyBusから購入する方がどういうわけか安くなるみたいです。

実際にイージーバスのサイトから買うととても安くで買えました。なんと1.99£(約264円)!

おいていかれても文句も言えないような値段です😂

ブルーエアに苦戦する

と、ここまでは何とか順調に行ったのですが、困ったのが帰りのLCCです。

帰りのアシアナ航空はローマのフィウミチーノ空港から飛びます。

アルゲーロ空港からローマのフィウミチーノ空港まで行けるのは「Blue air」というルーマニアのLCCです。

Blue airのサイトも当然ながら?日本語表記は選択できませんので英語で読むことになります。

このサイトが悪いわけではないのですが、サルデーニャに限り特有の料金体系があるようで、料金表の見慣れない表記に戸惑いました。

「TERRITORIAL CONTINUITY SARDINIA RESIDENT(領土の連続性 サルデーニャ住民」(下記画像の料金上の紺色の部分)

ブルーエアのサイト画面

ちなみに、2019年9月9日現在、ブルーエアのアルゲーロ→ローマ行きはなくなったようです。

あるのはアルゲーロ→トリノのみで、表記の方法もこの時と違い特典別の料金分けになっています。

しかし、当時の料金表の項目が聞き慣れない「Territorial continuity」というものだったので、サルデーニャ住民ではない私が、この料金で買って良いものなのかだめなのか本当に悩みました。

というのも、トリップアドバイザーなどで、Territorial continuityと検索するとこのチケットを買って搭乗するときに別料金がいったり、乗れないのではないかと不安に思ったりしている外国の方の質問を見つけたからなのです。

日本の質問系のサイトもそうですが、質問する内容によっては想像で返事をされてそれが正しいのかどうなのか判断に迷うようなこともあります。

人に聞くよりは、直接当人に聞くのが一番、という場合もあります。

そこで、直接ブルーエアにメールをして問い合わせることにしたのですが、なんせ英語でのやりとりです。

最初に頂いたお返事を私が間違えて誤訳をしてしまったことがきっかけで、ブルーエアの方々にいろいろお手間をおかけすることになってしまいました。

幾度となく続くやり取りの後に、無事にチケットを買うことができたのも、辛抱強く訳のわからん日本人のメール攻撃に付き合ってくれたブルーエアの皆さんのおかげです。

ありがとう、ブルーエア。良い航空会社です♥

顛末は先に書いたサルデーニャの最終日に書いております。よろしければそちらも併せてお読みください。

残りの準備も完了!後は行くだけ!

飛行機は1ヶ月前からウェブでチェックインできます。ボーディングパスもバスのチケットも日本でプリントアウトをして用意しました。

イージージェットの場合はチェックインできる日までにパスポート番号を入力しますが、ブルーエアの場合は不要でした。

心配性の私はここでも、念のために2枚づつボーディングパスをプリントアウトして用意しました。

その他に新しく用意したものは

  • レンタルスーツケース
  • ウルトラライトダウンフーデットコート
  • スリッパ
  • ホストマザーへのお土産
  • 通学カバン
  • VISAカード
  • ヨーロッパで使えるSIMカード

スーツケースのこと

話が少し飛びますが、物事が動くときは、いろんな物が動くんでしょうか。

2018年は我が家の家族の変化の年でもありました。

妹が職場を退職して父を見てくれる時間ができたことから、母の喜寿のお祝いにと海外旅行へ行く話が持ち上がりました。

母は10年以上前にハワイに初めて海外旅行に行ったきりどこにも行ったことがありませんでした。

勉強をするのが好きで、英会話を学び始めて数十年。以来毎日毎日かかさず英語の勉強を続けています。

父は数年前からパーキンソン病を患い徐々に歩けなくなってきて今では誰かがいないと心配ですので、もう母を海外へ連れて行くことなどできないのだろうなと思っていました。

ちょうど喜寿の年ですから、何かまだ動けるうちに楽しい経験をさせてあげたいなと子供同士で話をしていたところ妹から「私がお父さんを見ていてあげるから連れて行ってあげて」というありがたい申し出があり幸運にも母を再び海外へ連れて行くことができました。

急なことだったので、母との旅行の日程が10/18から8日間。帰ってきて一週間ほどでロンドン行きです。

なんだか不思議な力に動かされたような活動的な二ヶ月でした。

おかげでスーツケースは、最初の母とのツアー旅行からずーっと借りっぱなしで行けました。

そのスーツケースなんですが、母のはキレイなスーツケースが届いたのですが、私用に届いたのはかなりくたびれていました。

あちこち傷だらけで小さな凹みもあり、ちょっとぶつかっただけですぐに壊れそうな風体でした。

もしかしたら30日以上のレンタルで、フライト回数が多そうな長旅の人には前もってくたびれたのを貸すんでしょうか。知りませんけど😂

結果から言いますと、サルデーニャの空港でしっかり角が凹んでターンテーブルから出てきましたが、元々がボロボロだったので、あまり罪悪感もなくてかえって良かったかなと思いました。

そうなんです、このスーツケースのことを書きたくてちょっと遠回りになってしまいました。😂

妹も同じスーツケースレンタルで借りましたが、サラッピンのキレイなのを3つ貸してくれたとのことです。

役に立ったのはユニクロのウルトラライトダウンコートと楽天のANAマイレージクラブ付きVISAカードです。

用意してよかったもの

ユニクロのウルトラライトダウンコート

ウルトラライトダウンはロングコートなのにめちゃくちゃコンパクトに収納できて軽くてあたたかいし、飛行機内でもかさばらず、本当に重宝しました。

重ね着もできるゆとりもあって冬場の旅行にはおすすめです。

楽天のANAマイレージクラブ付きVISAカード

楽天のVISAカードは、海外キャッシングを初めてしたのですが手数料無料のキャンペーンにエントリーしたので、少しお得でした。ANAのマイレージクラブ付きにしたので、空港でのお買い物にもマイルがつきました。

ヨーロッパで使えるSIMカード「Three」

ThreeのSIMカードは、ヨーロッパの広範囲で使えるので周遊旅行をされるかたにもおすすめです。

私は、イギリスへ行く前の母とのヨーロッパ旅行用に一枚とイギリス、サルデーニャ用にもう一枚用意しました。

普段は格安スマホのIIJmioを使っています。IIJmioにも海外用シムが用意されていますが、Threeに比べて高いです。wifiを持っていくというのもかさばりますし、バッテリーも持っていくのでやはりSIMを取り替えるだけですぐに使えるのでThreeにしてよかったなと思います。

海外SIMについては、よろしければこちらをご覧ください

さぁ、準備もできたところでいよいよ出発です。