/*pinterest*/ /*pinterest*/

★当サイトでは、アフィリエイトプログラムを利用しています★

50代の超短期語学留学 in London〜V&Aは建物自体が芸術作品【7日目】

2020年1月3日

2018.11.9
今日は朝からセントラルラインの電車がなかなか発車せず、少し焦りましたが、授業には間に合ったのでほっとしました。

私の選択したコースは、金曜日の授業は午前中のみ。午後からの授業はお休みです。

金曜日はテストと面談の日

金曜日はこの一週間の理解度を確認するためなのでしょうか。テストがありました。

・・・・半分くらいしかわかりませんでした。

テスト中にひとりずつ呼ばれて先生との面談があるみたい。

はじめの一人を先生が呼んで一緒に出ていき、戻ってきた生徒に名前を呼ばれた生徒が外へ出てどこかへ行きます。

彼らにしてみれば毎週のことなので、何事もなかったかのように出ていっては帰ってきます。

何回かこれを繰り返した後、戻ってきた生徒が私の名前を呼びました。

・・・ど、どこ?どこへ行ったら良いの??

イギリス英語の罠?Canteenの謎。

キョトンとしている私にいつも陽気で親切なトルコ人の生徒が「Go down stairs.」と小声で教えてくれました。

しかし、まだどこへ行けばいいのかがわからず

「・・・Down stairs?」

「そう、カンティーン(canteen)」

丁寧に教えてくれているのにそれがなんだかわからない私。

なんとなくカフェ?と思って降りて行って外から中を覗いてみましたが誰もいないみたいです。

仕方なく、一番下まで行って先日パスケースを出してくれた馴染みの😂受付の人に「どこへ行ったら良いのかわからない〜」と泣きつくと「ここには先生はおらんよ。二階に行きなさい。」と教えてくれました。

もう一度二階へ上がってカフェの扉を開けてみると、いました。テリーマン先生が。

「どこに行った良いのかわからなくて」というと「みんな教えてくれなかったんだね。ごめんね」と言われ、、、。

い、いえ、丁寧に教えてくれたんですけど、、、こちらこそ、ごめんトルコ人のAくん。

授業についての理解度や困ったことなどをインタビューされ、「なかなか授業についていけません。いいたいことが出てきません。」といったようなことを言いました。

授業についていけないどころか肝心の「Canteen」がなんだかも知らなかった私。

ちなみにCanteenは「学生食堂、カフェ」のことを言うようです。

恥ずかしながら、この時初めて聞いた言葉だったと思います。

そもそも「Canteenって何?」と聞けばAくんが驚きながらも教えてくれたはず。

ここで聞けなかった自分が情けなかったです。

先生に「わからないところがある時は、いつでも言ってください。」といったようなことを言われて次に呼ぶ人の名前を聞いて戻りました。

もともと人の名前を覚えるのが大の苦手です。ましてや外国語の名前となるとなかなか覚えられません。

教室に戻るまでマントラのように名前を繰り返し口ずさみながら教室に戻りました。(;´Д`)

がっくり、、、。何もできない自分にしょげ返ってしまいました。

紅葉に映える美しい建物、V & A(ヴィクトリア アンド アルバート ミュージアム)

しかし、限られた時間を有意義に過ごすべく、気を立て直して午後からは「V & Aミュージアム(Victoria and Albert Museum)」へ。

本当にどこへ行くにも便利な立地の学校です。

最寄り駅のラッセル・スクエアからピカデリーラインで8駅「サウス・ケンジントン駅」で降り、地下道を延々と歩いてたどり着きました。

M&Aミュージアムへ続く地下道
V&Aミュージアムへ続く地下道

地下道には、ストリートミュージシャンの奏でるバイオリンの美しい音色が響いていて芸術の香りが。。。

地下の入口を通り地上に出て中庭に入ると、、、。

V & Aミュージアムの中庭

う、美しい💘秋の紅葉と芝生の緑に煉瓦色の建物が映えてとても綺麗です。

V & Aミュージアムの中庭
紅葉と煉瓦色の建物、芝生の緑のコントラストが美しい中庭

沢山の方がここで写真を撮っていました。

建物を見上げて写真を撮る人々

ただ、大きすぎて全景を撮るのは難しいですが。

晴れ女というわけではありませんが、ロンドンに来てから幸いなことに雨に降られたのは、レインコート問題のあった一日だけ。😂

寒さもあまり感じず、今日もいいお天気に恵まれています。

時刻は1時に学校が終わってすぐに向かいましたが、すでに2時を過ぎています。

美しい建物を見て気持ちが高揚したら俄然お腹が空いてきました。

ミュージアムのカフェ「ギャンブルルーム」はお部屋自体が芸術品

このV&A博物館は、カフェの美しさでも有名です。

わざわざランチを食べずにここまで来たのも、そのカフェの中でランチを楽しみたい!という思いから。

カフェの外にはバイキング形式のお料理がオシャレに並んでいます。

お料理や飲み物はそこで選んで用意してもらい、そのトレイをもって店内の会計で支払ってから席につきます。

店内はとても広いのにほとんど満員で人の会話する声が、低く響くようにざわざわと揺れています。

ギャンブルルーム

部屋の奥に丸い建物なりに配置されたテーブルの中で、一番端の小さなテーブルが開いていたのを見つけ、席につくことができました。

お料理を頂く前に天井を見上げ柱やステンドグラスを見渡します。

ギャンブルルーム
奥に見える部屋は、壁紙が美しいモリス・ルーム

時計を挟んで花文字が配されています。

この画像で見えているのは「There is nothing better for a man」までですが、V & Aミュージアムのサイトを見ると、その続きで「 than that he should eat and drink, and make his soul enjoy the good of his labour」と続くようです。(「伝導の書」)

暖炉の上の装飾
ギャンブルルームのステンドグラス
クラシックな印象のステンドグラス
モダンな丸いシャンデリアとセラミックの壁とホウロウの天井

いやぁ〜、、、素晴らしすぎて言葉になりません。

一つの大きな芸術作品に包まれて食事をしている気分です。

ステンドグラスのようなクラシックなものから丸い現代的なシャンデリア、壁や柱を彩る様々な色とパターンの装飾がこれでもかと詰め込まれているのに不思議と全てが調和して、絶妙な空間を作っています。

カフェには、いくつか部屋があり、私が席についた一番大きくて豪華な「ギャンブル・ルーム」、「モリス・ルーム」、「ポインター・ルーム」とそれぞれの部屋を手がけた方の名前が付けられているそうです。

その他にお料理が並ぶカウンターの奥にある白を貴重としたシンプルでオープンな空間で食事をすることもできます。

食事の品揃えも豊富で、サンドイッチやサラダ、パンやケーキ、温かい料理もあります。ドリンクも豊富で缶のドリンクは、ソフトドリンクからビール、ジントニックまで、グラスワインも何種類か用意されています。

どれにしようか本当に目移りしてしまって、それぞれのコーナーを何度も回ってしまいました。

結局チキングリルにサラダを添えてもらい、一番手頃な値段の赤ワインをいただきました。

ランチ
ランチはチキンのグリル、キャベツ添と赤ワイン

鳥は若干パサパサしてましたが、お味は美味しかったです。

なんたって食べている空間が贅沢すぎますから、お料理もさらに美味しく感じます。

空きっ腹にワインを注入したのですぐに心地良い酔がまわり、ずっとここに一日浸っていたい気分でしたが、せっかく来たのですから館内も見なければっ!

とはいえ、とっても広い館内です。

広すぎる館内とバラエティ豊かな展示物。

展示されているものも絵画から彫刻、服飾、写真、調度品まで本当にバラエティ豊かです。

例によって入場料の代わりに気持ちばかりの館内マップを購入し、開いてみたものの部屋も多いし、方向音痴の身としてはどう進んでいいのやら、、。

オシャレな館内マップ
館内マップもオシャレです。

時間的にも行けるところは限られてきますので、自分が好きな写真の部屋から見てみることにしました。

photography centreへ続く通路

入り口の左右には、沢山の歴代のカメラが展示されています。

沢山の種類のカメラ

緑の壁にきれいに並んだ写真が引き立ちます。

写真の間

沢山のモノクロ写真やカラー写真が展示されていましたが、中でも私のお気に入りはこれでした。

ヒポポタマス
Hippopotamus at the Zoological Gardens, Regent’s Pard, London.

説明書きを見ると1852年にロンドンのリージェンツパークの動物園で撮られた写真です。

カバの写真の説明
カバの写真の説明文

本当にカバのオリの中から撮っているように見えますね。オリに入れられているのがカバではなく見物客だというようにも見えて面白かったです。

それにしても、気持ちよさそうに可愛い寝顔でお昼寝しています。特に口元が可愛いです。

カバ好きにはたまらない写真です。

この他にもタペストリーの部屋や彫刻の部屋、絵画とピアノが展示された部屋などを見ました。

絵画と陶器、ピアノの間

正面に見えるのは金彩が全体に施されたとても美しいピアノです。

John Broadwood & Sonsのピアノ

1883年にウィリアム・モリスの友人でありクライアントでもあるA.C. Ionidesのために作られたそうです。

どんな音がなるのでしょうか。ジョン・ブロードウッドさんは、現代ピアノを完成させた第一人者だったそうでブロードウッドはイギリス最古のピアノメーカーだそうです。

例によってあちこちウロウロしているうちにエントランスのレセプションにたどり着きました。

天井から下がった不思議な形のシャンデリアが目を引きます。

レセプション
レセプション
エントランスのシャンデリア
天井から下るアーティスティックなシャンデリア

なんとか全景を撮ってみました。すごいオブジェです。ベニスのムラーノの吹きガラスの技法を使っているそうです。

ブルー、グリーン、黄緑、黄色の配色が絶妙で、遠目にも目を引きます。

くねくねとカーリヘアのように絡みついたガラスは柔らかそうで今にも動き出しそうです。

何キロくらいあるんでしょうね、、。その下ではたらく人は落ちてきたらと思うと、怖くないのかな?と怖がりの私は思いますが、、。

シャンデリア全景

晩御飯はピスタチオケーキとロンドンジントニック

時間も遅くなってきて歩き疲れたので、もう一度「ギャンブルルーム」へ戻って、昼食時に気になっていたピスタチオのケーキをいただきました。ロンドンドライジントニックとともに。

今日は晩御飯の用意を断ったので、コレが晩御飯になります。

ピスタチオケーキ
ピスタチオのケーキとロンドンドライジントニック

普段はあまり甘いものは食べないのですが、どういうわけか、ロンドンにいるとどのケーキも美味しそうで目移りしてしまいます。

日本だとフワフワのなめらか食感のスポンジケーキが多いですが、多分私はこのピスタチオのケーキのようにザクザクした食感のものが好きなのだと思います。

ピスタチオにも目がありませんから、とってもこのケーキは美味しかったです。

ジントニックにもよくあいました。😂

ホームステイ先だと他の人の目が気になりますが、ここでは一人なので好きなものを飲めていいです。

酔っ払わないようにだけ注意しましたが、、。もう一杯飲みたいところをぐっとこらえました。

素晴らしいものを見て、美味しいものを食べて、一人の時間を満喫して、すっかり午前中の凹んだ気分は回復し幸せな気分に満たされておりました。

外に出てみると夜も深まりずいぶん暗くなってきていました。

夜のV&A
V & A museumのエントランス
夜のV&A
夜のV & A museum

自然史博物館まえのスケートリンクはクリスマス仕様

帰りに地下鉄に向かって歩いていると自然史博物館の前にはスケートリンク、その奥にはメリーゴーランドが!

リンクの真ん中に配された、大きなクリスマスツリーの周りを楽しそうにスケートする人々を見ていると、クリスマス気分が増してきます。

スケートリンク
アイスリンク
メリーゴーランド
メリーゴーランド

いいなぁ〜楽しそう♫

隣同士で博物館が並んでいるなんてなんて贅沢な空間なんでしょう。

少しお腹が物足りなかったので帰りにグリーンパークで降りて、駅お降りたところにあるM & Sのスーパーに寄って白ワインとラスクを買って部屋でゆっくり飲みました。

あぁ、それにしても一日が短いです。