50代の超短期語学留学 in London〜初登校【3日目】
2018.11.5
初登校日の今日はいつもより早めの8:30に到着しなくてはいけません。
日本でなら遅い時間にしか起きれない私ですが、時差ボケと緊張のおかげか5時過ぎには起床。
7時前に朝食をいただき、少し早めに家を出て、昨日予習したとおりにJubilee line→Picadilly lineで無事に到着しましたが、早く着きすぎてカフェでしばらくまたなくてはいけませんでした。
様々な国から英語を学びに来た生徒さん達
地下の教室に集まった本日入学の生徒は14人位でした。
国籍はブラジル、イタリア、ロシア、ドイツ、スイス、日本、フランスといったところです。
見たところ年齢は20代前半がほとんどで、その後はちょっと飛んで40〜50代が4人ほどでしょうか。
日本人は私と若い女性の2名でした。この時はあまりに可愛らしいので10代かと思っていましたが、後日聞くと、某有名大学の3回生とのことでした。
一通り学校の説明があった後、短い自己紹介を一人ひとりします。
私の番になって「日本から来ました。」と言うと、ブランドバッグを持ったお金持ちそうで陽気な中年女性が「あら、私、日本に行ったことあるわよ。いいところね。大阪にも行ったわ。楽しかった。」と言ってきました。
その後も他の生徒が出身地を言う度に「そこも行ったことある」を連発し、彼女の独壇場に。
その他の方々も思い思いに発言して静かなのは日本人くらいです。😂
あぁ外国の方々とこれから勉強するんだなぁと実感してきました。
レベルテストは筆記試験、作文、面接
その後、レベルテスト用の答案用紙が配られます。
テストの内容は筆記試験(3枚ぐらい)と作文、2人1組での面接試験です。
筆記試験をしている間に二人づつ呼ばれて面接試験をします。私はいきなり呼ばれてドイツ人の学生さんと一緒に受けました。
自分の国の紹介をお互いにしたり、イギリスと比べてどうかという話をしたように思います。ドイツ人の学生さんは会話もなめらかで私より随分レベルが上ではないかなと思いました。
私は面接官の言葉を聞き逃してしまい「もう一度お願いします」とお願いしたり、ドイツ人の学生さんの言っている言葉がわからずに会話につまずいたり、、、。
面接が終わればまた筆記試験の続きと作文を仕上げます。
作文のテーマはいくつか選べましたが、私は「友人にダイエットの方法を手紙に書く」みたいな題材にしました。
時間内に筆記試験が間に合わない人も何人かいました。
私の場合、問題が最後に行くほど難しくなってきたので、間に合わないと言うよりもわからなくて白紙の部分がありました。
その後、自分のレベルはどのくらいと思うか自己判断でのレベルを書いて提出です。
この学校のレベル分けはCEFR(Common European Framework of Reference for Languages: Learning, teaching, assessment)「外国語の学習・教授・評価のためのヨーロッパ言語共通参照枠」に基づいた6つのレベルに分かれています
その表によると、Intermediateはtoeic score 550-780です。
私はTOEICをずいぶん大人になってから2回ほど受けました。
1回目は2001年9月で600点、2回目は2011年11月で805点です。
当時は英会話学校に通ったり家でも勉強していたので想像以上の点数がでました。
この時に勉強したtoeic攻略本が良かったのかもしれまん。
ただ、今は、英会話学校もやめてしまったし、ほとんど勉強らしいことはしていません。
留学ジャーナルで留学に備えて受けられる英会話レッスンやSt. Gilesのサイトで受けれる語学レッスンをポツポツとする程度でしたので、自己診断は期待をこめて「Intermediate」にしました。
テストの結果が出るまで学校の施設を案内してもらい、最後にレベルが張り出された掲示板の前に行き、自分の名前と教室を探して早速授業に向かいます。
私のレベルは自己診断どおり「Intermediate」。一緒にテストを受けた不機嫌そうなスイス人の若者と同じクラスになりました。
授業は既に出来ているクラスに参加します
この学校は毎週月曜日に新入生が入学して、既にあるクラスにレベルごとに振り分けられるので、教科書も始めからではなく途中のページから参加することになります。
午前授業の時間割は
- lesson1 9:15-10:05
- lesson2 10:05-10:55(ここまで休みなく一気にいきます)
Break(25分休憩) - lesson3 11:20-12:10
Break(5分休憩) - lesson4 12:15-13:05
初日の今日はlesson3からの参加です。
先生がざっくりと本日からクラスに入った私達を紹介したあと、すぐに授業が始まります。
この時点でのクラスの人の割合は、韓国:2名、ロシア:1名、トルコ:2名、スイス:1人、日本:3人の9名ほどでした。かなり平均年齢は若いです。20代前半の方がほとんどのようでした。
・・・浮いてます、私。😂
最初からどんどん隣の人とお題について話し合ったり発表したりの繰り返しです。
途中でグループになって意見を交換し合ったり。。。
・・・会話についていけない。テキストを読むのがおそすぎてついていけない。。
何をしたのかわからないまま授業が終わり、続いて次の授業Lesson4に突入です。
次の先生は早口で、何を言っているのかさっぱりわかりません。
何もできないままにどんどん授業がすすみ、何をどう勉強したかもわからないままに授業が終わりました。
この後お昼休憩をはさんで、午後の授業は13:55〜15:35までlesson5,6と休みなく続いて終わりです。
お昼はよっぽど緊張していたのかお腹も減らず、コーヒーだけ飲みました。
午後の授業は、午前とは生徒も先生も変わります。
このクラスは、中国:1名、ロシア:1名、トルコ:1名(午前クラスと同じ生徒)、フランス:1名、日本:2人、スペイン?:1人、ドイツ:1名、その他(聞き取れず💦)2名の10名ほど。
午後の授業のほうが午前よりもちょっと年齢層が上がって大人っぽい感じで、こちらのほうが居心地が良かったです。
午後の授業は教科書は使わずにプリントやモニターを使って勉強しました。
この日の先生は休暇中の先生の代わりのようで「明日で僕の授業は終わりで、その後は元の先生がもどってくる」と言ってました。
授業の後、午前の授業で使う教科書を購入しに、地下の図書室まで行きます。
教科書は買うことも貸してもらうこともできます。
私は2週間だけなのでデポジットの£20を払い貸してもらいました。
返却時にお金を返してくれるそうです。
時差ボケと疲れと戦いながらも素通りできない「大英博物館」
授業の後は学校から歩いていける「大英博物館」へ。素晴らしいことに無料です!
初日で随分疲れていたのと博物館よりも絵のほうが好きなこともあり、見どころもわからないままとりあえず目玉のロゼッタストーンとモアイを見た後、売店を冷やかして出てきました。
ロゼッタストーンのレプリカは触ってみることができるようですが、そこまでたどり着けませんでした。
夕方4時頃でしたが、館内には沢山の方が観覧に来られていました。
ガネーシャを見ると「夢をかなえる象」の古田新太さんを思い出し、思わず写真に撮りました。
夢がかなってロンドンまで一人で来れて幸せです。
大好きな「ニールズヤードレメディーズ」へ
外に出ると空模様が怪しくなっていてうす暗くなってきました。
もう少しだけ時間はあったのでCitymapperに助けられながら、細い路地を抜けた先の広場にあるニールズヤードレメディーズの本店にたどり着きました。
ここは日本人の店員さんもいて日本語で対応してくれます。行って大好きなフランキンセンスの化粧水を購入。帰りに念願のビールを2本(500ml!)買って帰りました。
日本だと高くて躊躇しますが、イギリスだと化粧が1700円くらいだったので嬉しかったです。
ここには日本人の店員さんがいて、日本語でいろいろ説明してくれました。
ロンドンの後に行くサルデーニャの友人へのお土産に石鹸とハンドクリームを購入すると「あと£○○で免税になりますよ」と他の商品も店員さんにすすめられましたが、欲しいものだけにしました。
ビールの味がいつもよりほろ苦い理由
雨のせいか外に出るとかなり暗くなっていたので急いでビールを買って家路につきました。
この日は実は母に食べているものを写真にとって送ろうと思っていたので、スマホを食卓へ持参していました。
今日の晩御飯は豚のスペアリブ、マッシュポテト、サラダ、食後にティラミス。
とても美味しそうだったので、迷わずにお料理に向かってカメラを向けた時、ホストマザーの怒りが。。
「食卓にスマホを持ち込まないでっ!ここはお料理を食べるところよ!」とすごい剣幕で怒られてしまいました。
しかし、その後は何事もなかったかのように陽気にブラジル人の学生と会話しながら普通に食事が進んでいきました。
「ビール飲みなさいよ、遠慮なく」と笑顔で言われましたが、お料理もビールに良く合いましたがちょっと後味が悪かったです。
可哀想に思ったのかお手伝いさんが「日本食とかが食べたくなった時には日本人や韓国人が多く住む街が近くにあるからそこへ行くと良いわよ。今晩良ければ連れて行ってあげましょうか?」と誘ってくれました。
本当は歩き疲れて休みたいところだったのですが、せっかくのお誘いなので連れて行ってもらうことにしました。
ゴールダーズグリーンまでお手伝いさんとお散歩
夕食後、二人で連れ立って家を出ます。
彼女は小柄なポーランド人で片足が悪く杖をついています。
なかなか会話に入れない私にも話を振ってくれたり、気遣ってくれる明るくて思いやりのある女性です。
この日も足が悪いにもかかわらず、杖をついてバス停までの坂道を真剣な表情で一生懸命登っています。
心配になって「大丈夫ですか?無理をしないで」と言いましたが「大丈夫よ、ちょうどお散歩したかったの」と言ってくれました。
日の落ちるのが早いので、あたりはもうずいぶん暗くなっています。あまり歩かないほうがいい道や場所を教えてくれながら歩きました。
バスの中では自慢のお医者さんの娘さんやアメリカで成功しているという息子さんの話を聞かせてくれ、娘さんに「もうお手伝いさんなんてしなくてゆっくりすればいいわよ。お金なら心配しなくていいのよ」と言われたそうですが、「これは私が自分の生活のためにしているの。動けるうちは自分の好きなようにするわ」と返事をしたそうです。
実際働かなくても不自由はないそうですが、人と会話したり触れ合ったりするのが好きなのでこの仕事は続けたいのだそうです。
そんな会話をしているうちに着いたのが、日本人が比較的多く住んでいるという「ゴールダーズグリーン」という街でした。
日本や韓国の食材やレストランが多いそうですが、もう遅い時間だったせいか残念ながらほとんどのお店がしまっていました。
メイン通りをしばらく歩いてしまったお店のショーウィンドウを眺めながら「ここのお店はブランドの服がびっくりする値段で買えるのよ。なぜならチャリティーで寄付された商品のお店だから。」
ロンドンにはこういったチャリティーショップが沢山あるそうです。物を大切にするという意味でも素晴らしいなと思いました。
この後も骨董品のアクセサリーを眺めたりしながら、スーパーまで行き、ホストマザーのためにプレゼントするとのことで箱がヘチャげていたために安くなっていた白ワインと明日の食材を少し購入されました。
帰りのバスで「明日は今日の写真のことを謝って、もう一度お願いして写真を撮らせてもらいなさい。彼女は順番を大切にする人なの。最初に断りを入れれば何の問題もなく写真を撮れるはずよ。」とアドバイスしてくれました。
異国で気遣ってくれる人がいるというのは、何とも心強いことだなぁと感謝しました。
今日は、とりあえず動いた一日でした。