イタリアーニと巡る日本8日目〜大阪〜
午前中 移動
午後 ・難波八坂神社
・我が家へ
やっと大阪に帰ります。
人手不足?朝食がなかなかでてこない
東横イン広島南口右はロビーの前が朝食場になっています。
今回は一度も利用しませんでしたが、チェックアウト後に、宿泊客がブッフェ形式の食事をするのを見るとちょっと食べてみたかったです。
ホテルの前で待ってくれていた彼らと近くのロイヤルホストへ向かいます。
店内は空いていたのですが、人手不足でしょうか、案内の方が見当たりません。
ホールにいるフタッフは1人だけで、接客されているお客さんの注文が終わるまで入り口で待たされました。
席に案内されて注文した後も、お料理がなかなか出てきません。
もう1人見かけたホールスタッフに尋ねますが、もう少しお待ちくださいと言ったまま。
さらに10数分またされました。
Tさんの注文が、フレンチトースト仕立てで時間がかかったということもあったようです。
私とGさんはイングリッシュブレッドとかいう小さなパンと飲み物だけでしたから、時間がかかる要素は、ゼロ?
Tさんの頼んだものは、時間がかかった割にはあまり好みのものではなかったようです。
時間に余裕を見ておいて良かったです。
会計時にもお待たせしてすみませんでしたと言われましたが、厨房の方も人が足りていないのかもしれません。
広島駅でお土産を買う
そこから広島駅についた時、時計を確認すると50分ほど時間がありましたので「お土産を見るなら見れますよ」と伝えたところ、「無理です。新幹線にのらなくちゃっ!」と焦るTさん。
朝食に時間をとられたこともあって、時間ギリギリだと思い込んでいたようです。
Gさんは落ち着いた様子で「まだ、50分あるから大丈夫」と新幹線のチケットをTさんに見せて安心させます。
そうとわかると俄然購買欲に火がついた様子のTさん、店内を熱心に見て回っています。
私もお土産に宮島ビール3種飲み比べ、牡蠣せんべい、妹にご飯に混ぜる広島菜、弟にミニウイスキーを購入。
Tさんが購入したものは、舞妓さんや忍者を模ったボールペン数本、千代紙のコースター、千代紙のステッカーなど。
コースターはどうやらステッカーと勘違いして購入した模様で、それはコースターだというと「裏にシールはついていないのか、、、」とがっかりしていました。
50代以上のJRチケット購入は「おとなびWEB早特」がお得です。
さぁ、これから大阪へ行きましょう。
今回の旅でWebで購入した新幹線は、小田原→京都、京都→新大阪(自由席)、新大阪⇔広島。
小田原→京都は一般料金での購入でしたが、新大阪⇔広島は「おとなびWEB早特」で購入しました。
「おとなび」は、50代以上の人がWESTER会員に登録するだけで自動的に会員になり、限定切符などの特典が受けれます。
「おとなびWEB早特」は7日前までの購入、変更はできないなどの制約がありますが、その分お安く購入できます。
例えば、新大阪⇔広島間は通常運賃なら指定席で10,220円ですが、おとなびのWEB早特を利用すると8,490円とかなりお得になります。
歳を重ねることでいいことがあるのは嬉しいものです。
乗り遅れるとパーになるので(乗車券だけは使えます)それが怖いですが、変更したいときは一旦払い戻すという形になります。
手数料がかかりますが、この時点で席があれば、もう一度購入できます。
心斎橋でジブリグッズを買う
新大阪駅からは心斎橋まで地下鉄で向かいます。
心斎橋の4番出口をでたところにPARCOと大丸の入り口があります。
涼を求めて大丸百貨店に入った時に、PARCOにジブリのショップ「どんぐり共和国」があったことを思い出しました。
ジブリはイタリア語で「ジブリ」ではない??
東京の三鷹の森美術館でグッズが買えなかったこともあり「ジブリのグッズが欲しいならこの上にショップがありますよ。行きますか?」と尋ねました。
満面の笑みを想像していたのですが意に反して、Tさんは私の言うことが解らない様子。
「ジブリ、ジブリっ」と繰り返す私にGさんが解ったようです。
Tさんに向かって「Ghibli!」と一言言うだけで通じました。
・・・えっ、発音??
Gさんも「ジブリ」と言ってるように聞こえたんですけど、、。
あとで気になってGoogle翻訳に入力して発音してもらったらどうやら「ギィーブリ」と発音しているようです。
GとIの間にあるHが「ギー」にしてるんですね。
私の言った「ジブリ」が「Ghibli」だとわかるなり喜びを隠しきれない様子のTさん。
大丸百貨店の6Fの渡り廊下を通ってPARCOへ進みます。
トトロとカオナシがいるどんぐり共和国へ
ジブリショップの前に立つトトロを見るなり「うぁおぅ〜!!」と嬉しそうに子供達の後ろに並んで撮影の順番を待ちます。
順番がきた時の嬉しそうな顔と言ったらありません。
本当に好きなんですねぇ、、。
三鷹ではヨーロッパ系の観光客が多かったですが、ここではアジア系の観光客が大勢おられました。
あちらこちらで中国語が飛び交います。
レジはさほど混雑していなかったので、悩みに悩んで選んだシールを何点か購入しました。
店の奥には「千と千尋の神隠し」のカオナシが電車に座るセットが用意されていました。
幸い並んでいる人も少なかったのでしばらく待って、2人仲良く並んで記念撮影。
このセットは初めて見たので最近できたのかもしれないです。
PARCOを出たら、そのまま道頓堀まで歩いてランチに向かいます。
途中で大阪名物グリコの看板の前で記念撮影。
さすがに日曜日の心斎橋は大勢の人でごった返しています。
お昼は大阪のおうどん「今井」さんへ
ランチは私が大好きな大阪のおうどんを食べてもらいたいと思い「今井」さんへ。
お店の前には、かなりの人が並んでいましたが、聞くと5〜10分間隔で案内できていますとのことだったので、待つことにしました。
今井さんの店構えも風情がありますが、横の路地は「浮世小路」という短い路地でレトロな雰囲気を味わうことができます。
意識してみないと解らないような小さな路地ですが、タイムスリップしたような面白い空間なのでお近くに行かれた際にはぜひ覗いてみてください。
彼らも興味津々で写真を取ったりしている間に時間が過ぎ、ほどなく店内に入ることができました。
そこから15分くらいでテーブルに案内してもらえました。
私は鱧ののった冷たいお素麺を、鴨が大好きだというGさんは鴨うどんを、Tさんは月見うどんを注文。
さすが今井さん、お出汁がきいておいしいお素麺でした。
Tさんは卵を潰して汁と混ざり合う黄身を見た時に食事のマナーが気になった様子です。
不安そうに「卵を潰してお出汁に混ざっても失礼ではないですか?」と聞いてきました。
日本人には思いもかけないことが心配になるものなのだなと感じましたが、「大丈夫。問題ないですよ。」と答えると安心したように食べすすめました。
とても気に入ったようで出汁までしっかり飲み干していました。
ところがGさんの鴨うどんは期待していたものとは違ったようで、お汁まで飲み干した後に鴨がいくつか残されています。
「申し訳ありませんが、これは硬すぎて食べれません」と書かれたGoogle翻訳を私に向けます。
鴨が大好きなだけにその硬さにがっかりしたようでした。
そんなに硬かったのかな、、。
残したのを食べてみれば良かったです。
部屋とベッドのサイズのバランスが悪い大阪のホテル
食後はまた商店街を歩きながらクリスタ長堀まで行き、そこから地下を長堀橋駅に向かって歩きます。
地上に上がり、着いたホテルは「ベストウェスタンホテルフィーノ大阪心斎橋」。
・・・長っ!
京都で宅急便の送り状を書いた時、ホテル名が長すぎて宛名欄からはみ出そうになりました。笑
チェックイン時に見た感じでは、海外からの宿泊客が多い印象です。
彼らが部屋から戻ってくるのを待って、今から我が家へ向かいます。
「今度のホテルはどうですか?」と聞くと「今までで一番狭いです。狭いのにベッドが大き過ぎるし、その上椅子が邪魔で、、。笑」とのこと。
椅子も空いたスペースに無理やり置いたのでしょうか、、。
口コミを見るとリニューアルで大型のベッドに入れ替えたのでは、と書かれている方がおられましたが、部屋のサイズに見合わないほどの大きさって、、どうなんでしょうか。
公式サイトによると、2020年に全館リニューアルしたそうです。
■寝具へのこだわり■
https://bwhotels.jp/osakashinsaibashi/6950.html
シモンズ社のピロートップ&ポケットコイル式ベッド。“至福の眠り”を追求し開発された枕と合わせ、自然の寝姿をつくり、包み込むような寝心地を。
寝てしまえば快適なのかもしれませんね。笑
母の待つ我が家にご招待
最寄駅の一駅前に母にラインをしたら、暑い中を家の前で彼らを出迎えてくれていました。
そのまま家に入り、お互いを紹介、仏壇で微笑む父と祖父母のことも紹介しました。
Tさんは慣れた様子で仏壇に向かい目をつぶりながら手を合わせてくれました。
後から聞くと知り合いに創価学会の方がおられて、仏壇に向かう姿を見たことがあったそうです。
多分、それに倣って手を合わせてくれたのでしょう。
古い家の物干しへの階段が細くて急すぎる件
私の部屋やDIYしたトイレの壁やドアを案内した後、ハルカスを見せるために物干しへ。
というのも、大阪に着いてから広告の看板やポスターに掲載された高層ビル群の写真を見る度に「ハルカス?」と聞いてきて、ハルカスにかなり興味があるようだったのです。
私の家の物干しからは少し離れていますがハルカスが見えるので、見せてあげようと思ったのです。
・・・これが大変な思いをさせることになろうとは、、。
彼女は足が少し動きにくいので階段の上り下りに苦労します。
古い我が家の物干しへの階段は狭い上に急です。しかも物干しへ上がる最後の一段がかなり高いです。
80を過ぎた母はすでに物干しには登れません。
階段をみて怯むTさんですが、Gさんに支えられながら果敢にも一歩一歩物干し場をめざします。
やっと登り終えた頃には、ハルカスどころではなくなっていました。笑
あれがハルカスですよと指さす方向を眺めましたが、何の感慨も浮かばなかったようです。
ここから降りるのも一苦労で、四苦八苦しながらGさんに抱えられるようにして降りました。
・・・気が回らなくてごめんなさい〜
夕食の時間までは、子供の頃の写真を見せたり、持参した旅日記を母に見せながら続きを書いたりして過ごしました。
字が上手いことを知っていたTさんにねだられて、母はノートに筆で頼まれた文章を書きました。
日本語の文字がとても好きなTさんは、嬉しそうに眺めながら何度もお礼を母に言いました。
夕食は馴染みのお寿司屋さん
夕食は馴染みのお寿司屋さんへ。
大将は子供の頃の私を知っているほどの長いお付き合いです。
運良くカウンターに座れたので大将の手つきを見ることができます。
お料理もするGさんは、一つ一つの道具や動きに興味津々です。
生のわさびをすりおろすのを見て「あれはわさび?」と目を輝かせていました。
実はわさびや辛いものが苦手のGさんですが、ここで食べたわさびはとても美味しかったそうです。
本物のワサビは、辛味の中にも甘みがありますから、そこが絶妙だったみたいです。
ここでの注文は、彼らの意向を聞きながら、私に任せてもらうことにしました。
お刺身盛り合わせ、茶碗蒸し、タコと大根の煮物、天ぷら盛り合わせ、ずいきの白和、ばくだん納豆(納豆とお漬物やマグロ、イカなどを混ぜたもの)、。
どれもこれも美味しいと舌鼓をうっていました。
「お寿司はマグロやエビは食べたことがあるので食べたことのないものを食べたい」と聞いて大将「今日は、コハダがすごく美味しい。」
出てきたコハダは、見るからに美味しそうで、思わず私と母も注文。
・・・・美味しいっ!!
これまでコハダはあまり得意ではなかったのですが、このコハダは甘みもあって口当たりも良くほんっとに美味しかったです。
巻物は山芋と梅の巻いたものを注文。
これはかなり酸っぱかったようです。
そのあとは、お寿司の王様、ウニとイクラの軍艦巻きを一つづつ。
今までウニを食べているのを見たことはあるが、自分は食べたことがなかったというGさん。
「これは本当に美味しい」とうなっていました。
Tさんが気に入ったものの一つが「ガリ」です。
目の前に置かれた四角い塗りの入れ物をのぞいて小さなトングで何枚かお皿に。
元々生姜が好きだったそうですが、ガリもとても気に入って何度も何度もお皿に置いては食べていました。
polvere magicaは魔法の粉
最後に一品、思うところあって「カラスミの大根のせ」を注文。
注文した後ニヤニヤする私を見て、Gさんが「何を注文しましたか?」
「内緒です。食べてみてください。」とニヤニヤ顔で答えました。
大将がカラスミを切ってお皿に乗せるのを覗き込むように見ていたGさん、ニヤリと笑って私に一言。
「polvere magica〜!(魔法の粉)」
「polvere magica」は、私たちの間でしか通じない言葉でからすみを意味します。
サルデーニャでGさんお手製のラビオリ料理の上に振りかけたボッタルガ(からすみの粉)でお料理の旨みが増して更に美味しくなったことから「まるでこれは魔法の粉のようですね」と私がその時につけた名前です。
それをちゃんと覚えていて、このタイミングで言うなんて、ニクいですねぇ〜Gさん。
粒状ではない日本のカラスミも堪能してもらえたようで良かったです。
お会計の方は、母がご馳走してくれましたが、、、このお店で見たことのない金額でございました。。
これもあれもと食べて欲しいものを注文しましたから、、笑
おかぁさん、ありがとう😭
お店で記念撮影したあと、ホテルまで送り届けました。
明日は大阪歴史博物館と大阪城へ向かいます。