イタリアーニと巡る日本7日目〜広島・宮島〜
午前中 ・宮島、厳島神社
午後 ・原爆ドーム
・平和記念公園→あまりの暑さで断念
・広島平和記念資料館
今日の午前中は宮島へ。厳島神社を目指して行きます。
昨日歩いた繁華街をまっすぐ歩いて彼らのホテルに向かいます。
今日の夕食の場所のことを考えてお店を探しながら歩きました。
広島焼きが食べたいと言っていたなぁ。。
昨日最初に入ろうとしたお店がホテルのすぐそばの広島焼きのお店だったのですが、大勢の人が並んでいたので諦めたんです。
もう一度今夜行ってみようかな。
広島駅近くで朝食タイム
彼らと合流し、広島駅までバスに乗りました。
余談ですが、東横インには無料の朝食が付いています。
彼らと一緒に朝食をとるためにホテルでは食べずに、広島駅の近くで喫茶店を探すことにしました。
朝早いせいか駅のショッピングモールは開店前。
開いていた奥のスーパーのレジの方に喫茶店のことを聞くと、星乃珈琲店を教えてくれました。
店内に入ると席を待つ人が何人かいました。
テーブルには空きがあるので順番には案内してもらえそうだったので待つことにしました。
人数の都合で順番が後先になりましたが、私たちも程なくテーブルに案内されました。
ここでも飲み物はカフェラテとオレンジジュースです。
甘い物好きなGさんは、かならずカフェラテにシュガーを2本分入れます。
Gさんの注文した窯焼きバニラスフレはチョコレートソースをかけて。
Tさんは京都での大量注文を反省したのか、今回は3種のアイス盛り合わせを、私はモーニングのサラダトーストをいただきました。
昨晩別れてからの衝撃の出来事を聞く
ここで聞いた昨日の居酒屋の後の衝撃の事実。
なんと、私と別れた後、Gさんがボディバッグを居酒屋に置き忘れたことに気づいたそう。
慌てて居酒屋に戻ろうとするもお店がわかりません。
通りをあちらこちらと探しまわりやっと見つけたそうです。
店内に入ってからも言葉がわからないので、とても困ったそうです。
どうやって理解してもらえたのかわかりませんが、多分お店の方が彼らのことを覚えてくれていたのでしょう。
店の奥に保管してくれていたボディバッグを持ってきてくれたそうです。
その中には、パスポート、財布、ジャパンレールパス、Welcome Suicaなど全てのものを入れていたそうなので、本当に良かったです。
これまでの緊張と疲れに加えて、酔っ払って一気に気が抜けちゃったのかな。
お店の方には本当に感謝です。
・・・ここが日本で良かったですね。
宮島口からフェリーに乗って宮島へ
JRで宮島口まで行ったらそこでフェリーに乗ります。
交通機関に乗る時や降りる時には毎回ウェルカムスイカかジャパンレースパス、どちらを使うか彼らに知らせます。
JR広島駅では「ジャパンレールパス」。
フェリーも厳島神社の鳥居のそばを通るJRの方に乗るので「ジャパンレースパス」。
青い空と青い海、乗り場に近づいてくるフェリーを見るだけで、しばし暑さも忘れてワクワクしてきます。
宮島で、海水浴?
実は前日「宮島で海水浴ができるか?」と聞かれました。
想定外の質問に、慌てて検索すると確かに海水浴場はありました。
「泳ぎたいのですか?」と聞くと「準備はしてきています」というので、
「海水浴場はあるので泳ぐことはできると思います。海水浴場へ行きますか?」
「あなたは泳ぎますか?」
・・・いやいや、泳がんよ。
そもそもこの何十年、水着着たことないし。
あなたが泳がないならと言って海水浴は諦めてくれました。
旅の前に聞いてくれていたらもう少し詳しく調べられたのですが、、。
フェリーに乗りながら青い海を見ると、確かに泳ぎたくなる気持ちはわかりました。
厳島神社の大鳥居がどんどん近いてきて干潮の砂浜の上を歩く多くの人も見えます。
早く行きたいなぁ〜🎵
宮島桟橋には10時ごろに到着しましたが、すでにかなり日差しがキツくなっています。
青空に映える大鳥居
日陰を避けるためにも商店街を通ってお店を見ながら大鳥居へ向かいます。
途中にあちこちで小さな鹿を見るたびにGさん「バンビー」と嬉しそうに指差します。
イタリア語では鹿は「cervo(チェルボ)」と言いますが、教えても覚えない私のために万国共通鹿といえばの「バンビ」に統一してくれました😅
フェリーの上から見た人々のように私たちも砂浜の上を歩いて大鳥居に近づきます。
真下で両手をあげて記念撮影する人々の小ささを見てもどれだけこの鳥居が大きいかがわかります。
歩いて近くまで行けるのもいいですが、満潮の時に海に浮かぶ鳥居も見てみたいものです。
修復間もない大鳥居は朱の色も鮮やかで青い空に美しく映えます。
記念撮影を終えて、厳島神社参拝に向かいます。
神社の境内を順路に沿って参拝。
お賽銭を入れて手を合わせていると、Tさんも私に習ってお賽銭を入れ手を合わせました。
多くの外国の方も御朱印を求めて列をなされていました。
御朱印帳を手にされている方も多かったので、海外の方にも随分浸透しているようです。
大願寺 迫力ある護摩堂の不動明王
参拝を終えると大願寺の仁王門にでます。
その先を行くと厳島龍神様が祀られています。
右手には、護摩堂があり、その中に祀られている迫力ある不動明王様の姿は圧巻です。
大きさは4mもあるそうです。撮影は禁止でしたので現地でぜひご覧いただきたいです。
商店街を冷やかしながらフェリー乗り場まで
その後、牡蠣カレーパンを食べてみたり、射的をしてみたりと散策しながら、歩きます。
しかし、とにかく暑いのです。
雨が降らないでいてくれるのはありがたいですが、本当に暑い。
鹿も暑いのでしょう。水辺近くの点在する木陰に座りこんでいます。
歩き続けるうちに五重塔への階段に出ました。
「登りますか?」と聞くと二人とも首を振り「行くなら待っているので行ってきて」と言われます。
私も、登りたくはないのでそれならフェリー乗り場まで戻りましょうとまた商店街の中を歩きます。
お昼を過ぎていたからでしょうか、行きの倍ほどの人が歩いています。
あちこちのカフェやバールのようなところで休憩する人の前を通り過ぎて商店街を抜ける頃、「休憩はしないのですか?」と聞いてきました。
・・・もっと早く、言ってください。
その先を探しても休憩できそうなところはなく、、。
彼らには木陰で待ってもらって、休憩できそうなところを探します。
ちょうどお土産屋さんの店内に畳の長椅子がいくつか置いてあったので、そこで休憩させてもらいました。
店先で売られていた黄色や青のシロップのかかる昭和レトロなかき氷を仲良く座って食べる2人。
味はどうかわかりませんが、とにかく冷たくて美味しかったそうです。
・・・それまでにおしゃれなお店あったんだけどなぁ、、、。
その時に声がけしないといけなかったです。
私も珍しく甘いものが食べたくなってソフトクリームを購入。
食べながらお店内を物色し、宮島でしか買えませんよとポップに書かれていた牡蠣の燻製を何個かお土産に買いました。
楽しみにしていたあなご飯ですが、、。
お昼は尾道の友人から「あなご飯なら「うえの」よ」と教えてもらっていたので、フェリーを降りてからのうえのに行くことにしました。
お昼の時間をかなりすぎていたので、そんなに混んでいないかなと思っていたら甘かったです。
暑い中店の前には遠目にもわかるくらいの行列が。
近づいて店内を覗くとそこにも大勢のお客さんが順番待ちしていました。
それを見たGさん隣のお店の写真入り看板を指差し「ここにもありますね。ここでいいでしょう。」
私もあの列の最後に並ぶにはお腹が好きすぎていたので隣のお店に入りました。
探し物アゲイン
お昼時ですが、冷たいお酒を飲みたい気分です。
Gさんはチューハイとあなごめしとカキフライのセットを、Tさんはオレンジジュースとカキフライを、私はあなごめしとビールを注文。
待っている間にまたまたトラブルです。
カバンの中をガサゴソと探っていたTさん、いきなり中身を全部机の上に出し始めました。
ポケットの中にも何度も手を入れて、何かを探しているようです。
「何を探していますか?薬を忘れたの?」と聞くと、
・・・「スマホがないっ!」
「え〜、、!どこで?宮島に忘れてきたの?フェリーで写真は撮った?フェリーの中に忘れてきたの?」
Tさんは思い出すように「確かにフェリーの中では持っていたし、降りた時も持っていました。」
それを聞くなり、店内から飛び出すGさん。
どうやらフェリー乗り場からの道をたどって探しに行ったようです。
短い距離ですが、探しながら行って戻ってくるには少し時間がかかりました。
彼を待つ間しょんぼりして俯くTさん。
しばらくして汗だくで店に戻ってきたGさん、Tさんの足元を見るなりイタリア語でまくし立てます。
「◉×△◻︎○◉×△◻︎○◉×△◻︎○◉×△◻︎○◉×△◻︎○ーーー!(スマホ下に落としとるやんけぇ〜!ここにあったやんけぇ〜!(多分こんな感じ笑))」
どうやらテーブルに置いたスマホを地面に落としたことに気づかずに、ない、ないと探し回っていたという、、。
地面のスマホを見るなり、ゲラゲラとお腹を抱えて笑い出したTさん。
「も〜い〜かげんにしてくれよぉ〜」とでも言ったのでしょうが、一言いったあとはTさんを責めることもなく一緒にゲラゲラ笑いながら「ふぅ〜っ」と額の汗を拭うふりをして戯けるGさん。
・・・あんた達、ほんといい性格。
ここで、普通ならブチギレますよ。
私なら確実に腹が立って食事中もぐちぐちと嫌味を言い続けるであろうことは想像にかたくありません。
それを、一言それもやわらかく言っただけで全てを水に流すGさん、あんたぁすごいよ。
・・・まぁ前日、あなたはボディバッグごと忘れてはりますけどね。笑
とにかく笑い話ですんで良かったです。
あなごめしは、メニューの写真より小さいのかな?少ないのかな?点在する穴子の間にご飯がよく見えました笑
・・・うえの、食べてみたかったなぁ。。
Tさんは、昨日の晩も食べていましたが、今日のカキフライも美味しかったそうです。
枝豆と言いカキフライと言い気に入ったものは何度も食べたくなるようです。
食後は原爆ドームへ
「ここからどうしましょうか?原爆ドームには行きますか?平和記念資料館は見ますか?原爆投下時の街の様子や人の様子が展示されているのでちょっと辛いかもしれません。」というと原爆ドームには行くが、資料館は行かないということでした。
食後は、原爆ドームに向かいます。
Googleマップのルート検索をしてJRに乗りましたが、Googleのルート検索って、無駄に遠回りさせたり、降りるべき駅の手前で下ろそうとしたりすることありませんか?
検索の仕方が悪いのかもしれませんが、何度かそう思うことがあったので、たまたま隣に座っていた地元の人らしき女性に聞いてみました。
とても親切な方で「横川で降りて路面電車で行くとちょうど原爆ドームの近くに着きますよ」と教えてくれました。
Googleのルートとは違う選択でしたが、彼女の教えてくれた方法で行くことにしました。
横川に着くまで広島城も見れる道順なども提案してくれましたが、なんせ暑かったのでとにかく歩き回らないで済む最短経路を選びました。
その節は、ご親切にありがとうございました。
横川で降りると目の前が路面電車の駅で、すでに列車が留まっていました。
いそいで電車に乗り込みます。
極度の方向音痴ですぐそばの原爆ドームに迷う
原爆ドーム前駅というからには降りたらすぐに目の前に見えるものだと思っていたらそうではありませんでした。
道路を隔てた手前も向こうも公園です。
・・・どっち?
またしても方向音痴のアンテナは交差点を反対方向に歩かせます。
渡りきったところで間違いに気づき、暑い中をまたしても信号待ち。
ほんとに小さなウロウロですが積み重なるとストレスになりますよね。申し訳ない。💦
公園の大きな木々を通り抜けるとすぐに原爆ドームが目の前に見えました。
原爆ドームを見ながら一周しましたが、原爆投下から78年経った今もこの場所にいると胸に迫るものを感じずにはいられませんでした。
彼らも同様に何かを感じてくれた様子で神妙な面持ちで痛ましいことだと伝えてくれました。
平和記念公園にも行きたかったのですが、あまりの暑さに断念。
おりづるタワーでお土産をみて、カフェで休憩した後、夕食の時間を決めて彼らをホテルまで送って行きました。
夕食は順番待ちして念願の広島焼き、、、
夕食は、昨日並んでいた方の広島焼きのお店「ちんちくりん」さんに行ってみることにしました。
この時に予約をすれば良かったんですが、、。
時間までホテルに戻ってシャワーをし、着替えてからまた、彼らの元へ薬研堀通りを歩きながら他のお好み焼き屋さんもチェック。
すでに行列ができているお店もちらほらありました。
それを見るとすぐに入れそうなお店はかえって不安になるという、、、。
ドーミーイン広島ANNEXの近くのお好み焼き屋さんの前に着いた時、すでに何人か待っていて順番は4番目でした。
お店の人に聞いてみると運が良ければすぐ案内できるが、予約の人もいるので、どれだけ待つかはわからないとのこと。
とりあえず、名前を書くだけ書いて彼らの元へ行き、状況を説明。
「待つかもしれないけれどどうしますか?」と聞くとそれでもいいというので、待つことにしました。
1時間ほど待った頃、カウンターが先に空いたので私たちより後に来た2人組が2組、先に通されました。
お腹が空いて待ちくたびれているところにこれはちょっと辛かったです。
Tさんも不満を口にしましたが、カウンターだからといってなだめます。
・・・3人でカウンターでもこちらは良かったのに、、。
扉が開いているので店内の様子がよく見えます。
一番前のテーブルのカップルが、ほとんど食べ終わっているのに出て行く気配がありません。
・・・あと一口やん、早よ食べて〜。食べたらしゃべってんと早よお会計して〜
と心の中で言いながら、彼らを見つめ続ける私。
居心地悪かったと思います。ごめんなさい。
さらに30分ほど待ってやっとその席に通してもらえました。
個性的な広島焼きは最早、、広島焼きと言えるのか、、?
注文はパネルでタッチして注文するスタイルです。
それを英語バージョンにしてくれたのはいいのですが、待っている間に決めていた広島焼きがどれかわからなくなっちゃいました。
Tさんは、待っている間に写真を見て決めた想像のかなり斜め上を行く「トリュフ香る塩お好み焼き」を注文。
タッチばねるを見ながら悩んでいたGさんは、コイ天入りお好み焼きの辛い麺のものを注文してしまった様子。
・・・辛いの苦手なのにねぇ。。
私はといえば、結局自分の食べたいものを見つけることができずに適当に一番安いものを選択。
何はともあれ食事にはありつけました。
せっかく並んでまで入ったお店でしたが、お味の方は、可もなく、不可もなく。。
注文したものが悪かったのかもしれませんが。
みんなの分を少しずつ食べてみましたが、トリュフ香るお好み焼きは確かにトリュフが香りましたが、お好みソースではなく、ちょっとぼんやりとした決め手にかける味でした。
Gさんのお好み焼きの麺は赤くて確かにピリ辛でした。
量が多めだったのでちょっと全部食べるまでに飽きてしまいました。
Tさんが残したお好み焼きは、Gさんが頑張って食べていました。
これで広島焼きを食べたよ、と言って大丈夫かな、、?
明日もホテルに迎えに行くこともあり、キャリーケースを家に送ろうかと考えていましたが「明日は僕たちがあなたを迎えに行きますよ」という嬉しい提案が。
私のホテルからは歩いて広島駅まで行けるのでその方が助かります。
ただ、私のホテルまで歩いて、さらに続きで広島駅まで歩くのはきついので、朝食を私のホテルからずぐのロイヤルホストでとることにしました。
ロイヤルホストなら、すぐにメニューも色々あるし注文も早く出てくると思ったのですが、今回もつまずくことになります。