三歩進んで二歩退がる
今日あたりからは松葉杖も片杖になるかも—
期待に胸ふくらませて行ったのに、「先週より少し開いてますね」と言われる先生。
「えっ、そんな〜。何でですか?」
「それは私にもわかりません。ほらね、これが先週、これが今日」
そして今日は予定されていたリハビリは先延ばしとなり、先週と同じことをしなければなりませんでした。物事すべて順調に行くのは難しいことですね。
1日1歩 3日で3歩
3歩あるいて2歩退がる ♫
て歌もありました。
まあこれも1歩づつは進んでいるわけですけどね。
付き添いの娘から「大丈夫、大丈夫。治るからね〜と足に言うて、自分の足を安心させてやらんとあかんよ」と言われ「わかった。今月中には治りやって言うて聞かすわ」と答えると「違う違う。そんなプレッシャーかけたらあかん。治るからね〜と優しく言うたらんとー」と言われてしまいました。
なんか「大丈夫、大丈夫」という言葉は子供らが小さかった時、私がよく言っていたように思うのですが—
「 転けた〜 痛い〜 」
「 大丈夫、大丈夫。直ぐ治るから。」
「 試験の点、悪かった〜 」
「 大丈夫、大丈夫。次頑張ったらええから。」
待合室は誰もが静かでシーンとしていましたから、私たちも小さい声で話していたのですが、元来声の大きい家系なのでもしかしたら誰かに聞こえて笑われていたでしょうか?
ともあれ行きと比べてちょっとだけ気分が沈んでの帰りでしたが、愚痴を言ったら又心配させると思い直して元気を出しました。