魔法使い
私は内科は普通のクリニックへ行っていましたが、血圧が少し高いの、コレステロール値が高いのと言われるたびに薬が増えて6種類もの薬を何年も飲み続けてきました。
その上狭心症と言うことで心電図をとったり、定期的に胸部レントゲン写真を撮ったりし、大腸検査の為病院へ紹介状を持って行ったり、胃の検査もしましょうなど言われるとどこも痛くも痒くもないのに!もう検査は沢山だ!ととても嫌でうんざりしていました。
そんな折に (今から6年前になりますが) ご近所の方から漢方内科の話を聞きました。
行ってみて驚いたことは、先生は両手の脈を取りながらジッと目を見るだけの診察でした。
全部の薬を持参していたので見て頂くと「これは飲まなくて良いですね。これも、これも要りません」と言われて2種類のみになりました。
薬が減ったという不安はなく、むしろ自分の勝手な考えながら色々余計な物が体の中に溜まっていく様な気がしていたのが解消されスッキリとしました。
その後はずっとこの先生のお世話に成っていますが、その度ごとに話してくださる事は私の納得のいく事ばかりで、全面的に自分自身を預ける事が出来る先生だ との確信を得ました。
気持ちが落ち込んでいる時も先生にお会いして話を聞いて頂くとモヤモヤしていたものがスッキリと晴れ、生き返って元気に帰途につけます。
お薬を飲まなくても直ぐに元気な自分に戻れるのです。
病は気からと言いますが、正に先生は私にとって最高のカウンセラーです。
そして本当は魔法使いなんだと思っています(笑)
折悪しく内科の薬が無くなり息子にもらってきて欲しいと頼んだところ、気分が落ち込んでいる私を見て「会ったら元気の出る先生なら連れて行くで」と言ってくれました。
先月から1ヶ月以上、朝から晩まで座り続けているのですから健康体とは言えません。
例の如く私の話を聞き終えた先生からはいつものとは別に漢方薬処方箋が出ました。
次の日の夜、足の感じがちょっと気になり見てみるとーーー「わあ〜、何、これ!」あんなに腫れ上がっていた足の腫れが八分がた引いていたのです。
「見て! 見て!見て! 見て!」私は食後の片付けをしていた娘を大声で呼びました。
そして2人で「凄いなあ〜‼︎」と歓声を上げました。
完治に向けて足も心も加速した瞬間でした。
大急ぎで足の写メを息子に送りました。「見て、見て」の文字を添えて。