イタリアーニと巡る日本 1日目〜成田国際空港〜
旅の始まる前からつまづく
実は、この旅が始まる前、飛行機チケットを購入する時点でやらかしてました。
友人のイタリーアニは、ミラノから香港経由で成田に14:30に到着予定です。
同時間帯に私も成田に到着すべくANAのスーパーバリュー75Kを利用して彼らの到着10分前に着く飛行機のチケットをお得に確保できたはずでした。。
チケットを購入したのは5月です。それから、何度も確認したはずが、、、、。
・・・・前日になって、到着時間を1時間勘違いしていたことに気づきました。。💦
私が購入したのは、伊丹発ANA2178。14:00伊丹発→15:20成田着です。
24時間表記になると計算間違いをするという、、、💦
何度計算しても間に合いません。第1ターミナルからの移動もあり、入国審査等で1時間かかったとしてもギリギリです。
慌てて間に合う飛行機を探したところ、ジェットスターGK202なら12:20関空発→13:50成田着。
第3ターミナル着なので歩いてでもいけそうです。
ただ、、、キャンセル料が、、痛い、、。
そして、ジェットスターだと私の持っているキャリーケースのサイズが若干大きいのと、重量制限が7kgということもあり確実に預けないといけません。
しかし、悩んでいてもANA2178便が1時間も早く到着してくれるわけではないのでしかたなく、キャンセル、ジェットスターのチケットを購入しました。
せっかく綺麗になった伊丹空港に行けるとワクワクしていたのに、、、。
まだ、気づいたのが前日だったから良かったですが、初っ端からのやらかしっぷりに我ながらこの先が思いやられます。
初めてのLCCジェットスターに搭乗
当日は少しでも節約すべく特急券もいらない関空快速で関空まで。
チェックインカウンターで測った受託手荷物はぴったり7kg。
ちなみに私のキャリーケースのサイズは、縦52cm、横35cm、マチ25cm。
ジェットスターの規定は、縦56cm、横36cm、マチ23cmで少しマチがはみ出ます。
今後の確認のためにこのサイズなら機内持ち込みできたのか聞いてみました。
チェックインカウンターの方曰く、「サイズは大丈夫ですが、重さがキャリーケースと他の手荷物の合計で7kgにおさめなくてはいけません。今回の場合はキャリーケースだけで7kgなので追加料金がないと持ち込めません。」とのことでした。
今回は、Starter Plusプランの"ちゃっかりPlus"という預かり手荷物込みのチケットを購入をしていたので、機内に持ち込む予定はありませんでしたたが、サイズ的には少々は多めにみてくれるのかな?という印象でした。
初めてのLCCでジェットスターに乗りましたが、154cmと体が小さく短足な私には全然窮屈さは感じませんでした。
機内は外国の方が半数以上といった印象でしたが、体の大きな方は窮屈に感じるかもしれません。
“ちゃっかりPlus"に含まれていたお菓子と飲み物セットをいただきながら、1時間30分ほどの快適な空の旅でした。
欲を言えば、飲み物セットはいらないから、その分安い方が良かったけど、、
第2ターミナルで到着を待ちます
到着後は時間もあったので、歩いて第2ターミナルまで移動。
遠くはありませんでしたが、通路もかなり蒸し暑くてバスに乗らなかったことを少し後悔しました。
当日の朝、香港で日本行きの飛行機を待つイタリアーニから受け取ったメールには、「香港で40分出発が遅れているので、到着は15:05の予定」。
・・・ANAでもギリギリ間に合った??
まぁ、焦るのも嫌なので、彼らが到着するまでに、ジャパンレールパスの受け取り場所JR East Travel Service CenterやWelcome Suicaの自販機を確認。
その時は、サービスセンターには数人の外国人が並んでいるくらいでしたが、飛行機の到着時間によってはかなり混みそうです。
第2ターミナルの国際線到着ロビーはAとBに分かれています。
彼らの乗る飛行機の横にロビー番号が表示されるまではもう少しかかりそうです。
初めて買ったジンバル機能付きカメラDJI Pocket 2の設定などを確認しながら時間を潰していると、14:58着のキャセイパシフィック航空CX504はAロビーと表示されたので、到着ロビーAヘ移動。
備考欄の表示は「Arriving」から「Arrived」そして「Customs」へ。もうすぐです。
「Benvenuti in Giappone!」と書かれた自作のA4ポスターを左手に、右手にはカメラを持って出口すぐのところでスタンバイです。
たすけてぇ〜っ到着ゲートまで辿り着けませんっ???
到着ロビーに続々と人が出てきました。
出迎えの方を見つけて駆け寄ったり、抱き合ったり、写真を撮ったりしている方々も、、、。
私もいつ出てきてもいいように、カメラの電源をオンにしてポスターを握りしめて待ちます。
出てくる人の波が一旦落ち着いて、しばらくしてまた大勢の人が出てくるというのを眺め続けること数十分。
しかし、待てど暮らせど彼らが出てくる気配はありません。
・・・もしかして到着ロビーB?
と不安になり掲示板を再度確認しますが、CX504は確かに出口EXITに"A"とあります。
どこかで止められているのでしょうか。だんだんと不安になってきました。
と、不意に私の携帯が鳴りました。
急いでとると「あ〜kaeruさん〜」に続いてベラベラとイタリア語が、、、。
・・・いや、わからんて。わかりませんよぉ〜。
しかし、どうやら焦っているようです。
今どこにいますか?と日本語と英語で尋ねてみても、どこにいるかがわからない様子。
あなたはどこですか?と聞かれてArrival Robby Aに居ますと答えても「あぁ〜、、ごめんなさい。わかりません」
「周りに日本人いたら電話変わってもらって。だれかいない?」と聞いても「わかりません〜」。
埒が開かないので一旦電話を切ってもらって、到着ロビーの写真をメールで送り(なぜかチャットが送信できなかった)、「あなたたちが今、どこにいるかわかりますか?」とグーグル先生に翻訳してもらったイタリア語を貼り付ける。
どうやらimmigrationは通過したと言ってきたので、入国審査は通過している模様です。
あと、なんかすることあったっけ、、。
しばらくすると、またメールが。
「Help me—!」
え?ええーーーっ?今何してるん?
到着ロビーが途中で変わってAからBへ猛ダッシュ💦
一向に彼らがどうなっているのかわからない間に、なんと到着ロビーAが閉鎖されましたっ!
「あとは到着ロビーB」という立て看板を置く係の人に、「まだ、中にいてると思うんですけど、その人たちはBに移動するんですか?」と聞くと「そうです。もうロビーAには誰も居ません」と言われてしまいます。
え〜っそんなことあるん??
急いでロビーBへ猛ダッシュ。
57歳の体にはこたえます💦
確か、ホテルへの送迎車が待機しているはずでした。
もしかしたら、その人のところに辿りいるかもしれないと思い探してみると、彼らの名前を掲げた男性を見つけました。
どうやら、まだ合流できていないようです。
送迎担当の男性に私も彼らを待っていることを伝えて、「到着後なかなかでてこないけれど、何か連絡ありましたか?」と聞くと「知らない。もう40分以上も待っている。こちらも困っている。」と流暢ではあるけれど少しカタコトの日本語で返答してきました。
彼に到着ゲートAで待っていたのにBになったというと「そんなことありえない。この飛行機はいつもBだ。ちゃんとBと表示されている。」
彼が指差す方をみるとなんと、、Bに変わっています。
・・・いつからBに変わってんやろ、、。💦
通関中も確かに出口はAでした。
私がそれでもくいさがると面倒くさくなったんでしょうね「空港が間違えて表示したんだろ。毎日来ているからBで間違いない。」と言われてしまいました。
・・・空港、、間違わないと思うけど、、。
待っている間に彼らがジャパンレールパスとWelcome Suicaを購入するまで待ってもらいたいと交渉してみましたが、すでに時間超過なのでボスに聞かないとわからないし、追加料金が発生すると言われました。
そうですね、かなりの時間超過です。
ごった返す出口の人混みの中からやっと彼らの姿が見えたのは、それから15分ほど経ってからでした。
思わず「Benvenuti」のポスターを掲げて、彼らの名前を叫びながら近づいていくと気づいてくれて、嬉しそうにハグをしてきました。
あんなに焦った様子でHelp me–と言っていた割には余裕の笑顔です。笑
様子がわからず慌てて焦って取り越し苦労をしていたのはどうやら私だけだったようです。
結局ビデオも写真も撮ることを忘れていました。
とりあえず無事に日本に入国できてやれやれです。
Welcome Suicaを買ってホテルへ
出迎えの人に引き合わせた時に、一緒に乗らないかと言われましたが、私は電車で向かうのでホテルで会いましょうと言って一旦別れることに。
というのも8月に入ってからJRのアナウンスでWelcome Suicaの発売場所が少なくなり、空港でしか購入するチャンスがないということが判明。代わりにそれを買ってからホテルに向かうことにしました。
彼らを見送った後、急いで改札階まで降り「1人1枚まででお願いします」と張り紙されたWelcome Suicaの自販機で1,000円分を2枚購入。
・・・1人づつで使いますので、、、。と心の中で言い訳しながら。。
この時点で、すでにクタクタ、、まだ、旅は始まったばかりです。
成田からホテルまではどの方法で行っても1時間以上かかります。
・・・とにかく1分でも早くホテルに行きたい!
心に誓った節約という文字を、一旦忘れたことにして、財布の紐をゆるめて成田エクスプレスを選択。
渋谷から埼京線に乗り換えてそのまま品川シーサイド駅へ。
・・・成田エクスプレス、とても快適でした❤️
埼京線に乗り換えて着いたお宿は「ハートンホテル東品川」
今日から2泊の予定です。
最初の食事はインド料理
荷物を置いて彼らに連絡してロビーで待ち合わせ。
もう夜も遅かったので、ホテル近くのお店を探すことにしました。
線路を挟んでホテルと反対側の方にショッピングモールのようなものがありました。
ビルの前のレストラン街の案内を見ながら悩んでいると、Tさんがすぐ側にあるインド料理「SUN ROSE」さんに興味を示したのでそこに行くことにしました。
時間が遅かったからでしょうか、店内にはお客さんが一人もいなかったのでちょっと不安でしたが、お店の方の接客も丁寧でお料理も美味しかったです。
食べ始めてから写真を撮ってしまったのでお見苦しくてすみません。
タンドリーチキン、シシカバブ、焼き枝豆、さっぱりネギ(さっぱりはしていませんでした。ごま油味)、ラムチョップ、焼き鳥などを生ビールと共にいただきました。
どれも美味しくいただきました。あとから口コミを見るとみなさんナンを絶賛されていたのでカレーとナンも食べれば良かったです。
汗だくでへとへとの体にプレモルが沁みました。
ほぼイタリア語のイタリア人とほぼ日本語の日本人の会話について
ところで、私たちの会話はどうなっているのか?といいますと、まず、私。
英語は少しだけ話せます(英検2級、TOEIC805)。イタリア語は5年ほど習いに行ったにも関わらず、本当に簡単なことしか話せません。日本語は、物忘れがひどくて出てこない言葉もありますが😅母国語なので話せます。大阪弁はペラペラです。
イタリアの友人Tさん(女性)は、英語は少し話しますが、言葉が出てくるのに時間がかかる感じです。日本語はもう何年も学習されていてひらがなはほぼ全て、漢字も少し書けます。短い文章も作れます。
・・・しかし、会話するとなると挨拶程度になってしまいます。
Tさんのフィアンセ(男性)は、ほぼイタリア語のみ。たまに単語で英語を話します。
・・・これで会話が成立するのでしょうか、、、。
私も思います。
初めて彼らと対面した5年前、今思えば1週間どうやって会話していたんだろうと思うくらいです。
当時は、英語を話せる妹さんがいつも会話を英訳してくれて助かりましたが、今回は彼女はいません。
私たちの心強い相棒、それがインセニャンテ グーグル
実際の私たちの会話はとても静かです。
なぜなら、ひたすらスマホ画面に向かって文章を作り、Google翻訳が作成したイタリア語なり日本語なりの画面をお互いに見せ合うというのがほとんどだから。
普段メールでやり取りするときは、間違いが少ないように、一旦Google翻訳にかけてからさらにDeepLなど別の翻訳サイトで逆翻訳して確認・修正してから送ります。
しかし、実際の会話でそこまで余裕はありません。必然的にお互いのスマホにあるGoogle翻訳アプリ一択になります。
込み入った内容や確認事項はほとんどGoogle翻訳に頼り切っていました。
確か5年前もそんな感じだったと思います。
当時からGoogle翻訳アプリのことを「Insegnante Google(グーグル先生)」と呼んでいましたから。
グーグル先生がいなかったらこの旅はもっと大変なことになっていたことは間違いありません。
なぜもっと頑張ってイタリア語を勉強できなかったのか、、
Help meの真相とは、、?
それにしても気になるのが空港でかかってきたTさんからの突然の電話です。
グーグル先生に頼りながら空港でのことを聞き返してみました。
どうやら入国審査後にどうすればいいのかわからなくなった様子。
私に電話をしたあと、空港のスタッフさんや周りの人に助けてもらったようです。
荷物受け取りをしたところで、テンパっていた気持ちもやっと落ち着いたみたいです。
・・・かなり人がいたので、他の人の後ろを着いていくだけでも自然に到着ロビーまで行けそうな気もしますが、、、。
「すべてが日本語しかないので戸惑いました。」といったことをフィアンセのGさんが言いました。
多分英語や中国語や韓国語などは表記があっただろうとは思いますが、イタリア語が全くない状況にテンパってしまったのかなと思います。
そういえば、私、フィウミチーノ空港でチェックイン後に出発ロビーがわからずに焦ったことがありました。
たしかに母国語が目に入らないと不安になりますね。
日本の空港スタッフさんや周りの方々はとても親切だったそうです。
言葉はわからなかったけれども多くの方々が声をかけてきてくれたそうで、「(経由地の)香港の空港とは大違い」だったとか。
香港では話しかけても知らんぷりをされたそうです。
日本での対応に感動していました。私もそれを聞いて自分がしたことのように嬉しかったです。
それにしてもHelp me–には焦りました。中に入ることもできませんし、、、www
インド料理店で、彼らのために購入したWelcome Suicaを手渡し、いよいよ明日から観光開始です。
明日は、朝からジブリ三昧。迷子にならずに案内できますように、、。